ベトナム、マレーシア航空MH370便の捜索で高い評価を受ける

2014年04月01日付 VietnamPlus 紙
 国防省の対外局は4月1日午後ハノイで、ベトナム人民軍総参謀本部の救難救援局と合同で会合を開き、在ハノイの21カ国の駐在武官に対し、行方不明のマレーシア航空MH370便の捜索に関する説明を行った。
 会合で、各国の駐在武官は、ここ数日のベトナムによるマレーシア航空370便の捜索活動を高く評価し、ベトナムが加盟する国際条約の実現に対するベトナムの姿勢、責任感を体現するものであり、また、事故や自然災害時の国際的な捜索、救難活動におけるベトナムの国際社会に対する団結や友情の精神、並びに、人道的精神を体現するものだと評価した。
 世論も、MH370便の捜索活動におけるベトナムの政府、国家捜索救難委員会、国防省、交通運輸省、外務省の迅速かつ適切な指示とベトナムの関係当局の対応能力を高く評価した。
 これより先、航空機失踪の第一報を受け(3月8日9時25分)、国家捜索救難員会の事務局は直ちに同委員会の委員長であるホアン・チュン・ハイ副首相に報告し、関係機関、関係当局に通報。また、救難艇SAR413を現場へ派遣し、捜索活動を開始した。同時に、国防省に対し、捜索救難のための航空機や船舶の出動を要請した。
 フン・クアン・タイン国防相は総参謀本部と軍に対し、首相の指示に従い、行動するよう指揮した。ベトナムは、8日間(3月8日~15日)で、2395人、各種航空機11機、船舶10隻、レーダー1基を動員し、1万2589海里を捜索した。
 この他、漁船815隻と関係者6505人に24時間体制の捜索活動への協力が要請された。また、南部キエンザン省のフーコック島には前線指揮所が置かれ、国家捜索救難員会副委員長のファム・クイ・ティエウ交通運輸次官が陣頭指揮に当たった。
 MH370便の捜索期間中、ベトナムは、マレーシア、シンガポール、中国、アメリカ、台湾の5カ国・地域の航空機12機と船舶19隻に対し、ベトナムの海域での捜索活動を許可した。


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翻訳者:山田英輝、相野那奈子
記事ID:644