韓国旅客船セウォル号でベトナム人花嫁の遺体が見つかる

2014年04月24日付 VietnamPlus 紙
 沈没した韓国の旅客船セウォル号の被害者捜索の中心現場にいる国営ベトナム通信社の記者によると、4月23日21時58分、救助隊員たちは、カーマウ省出身のベトナム人花嫁(現在は韓国籍)のファン・ゴック・タインさんの遺体を発見した。彼女は、夫と2人の小さな子どもと一緒に、韓国南西部の海沖合で沈没する運命にあったセウォル号に乗っていた。
 現地で取材し情報を送っているベトナム通信社の記者が、タインさんの父親であるファン・バン・チャイさんと末妹のファン・ゴック・ハインさんと共に全羅南道珍島郡海岸に行き、不幸なベトナム人花嫁ファン・ゴック・タインさんの遺体を確認した。
 ファン・ゴック・タインさんはベトナム最南端のカーマウ省で1985年2月28日に生まれた。結婚後、2013年7月10日に韓国籍を取得し、韓国名Han Yun Jiを名乗った。
 このベトナム人と韓国人の夫婦は、2人の子供、長男Kwon Hyuk Kyuちゃん(6歳)と長女Kwon Ji Yeonちゃん(5歳)を授かった。
 一時ソウルに居住した後、済州島で生計を立てるため、家族全員で荷物をまとめて4月16日に旅客船セウォル号に乗り込んだ。
 この船の運命は誰も知る由もなかった。救助隊員たちは、生存者としてKwon Ji Yeonちゃんだけを発見した。Yeonちゃんは兄から譲られた救命胴衣を身に付けていた。


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翻訳者:山口里緒
記事ID:657