ジョコウィさん、なぜユスフ・カラ元副大統領を選ぶ?

2014年05月21日付 Kompas 紙
5月19日、メガワティ・スカルノプトゥリ党首宅から、正副大統領候補として選挙管理委員会に自転車で出馬登録に赴くジョコ・ウィドド氏とユスフ・カラ氏
5月19日、メガワティ・スカルノプトゥリ党首宅から、正副大統領候補として選挙管理委員会に自転車で出馬登録に赴くジョコ・ウィドド氏とユスフ・カラ氏
ジャカルタ、kompas.com配信
ジョコ・ウィドド・ジャカルタ首都特別州知事(通称:ジョコウィ)が2014年大統領選挙での副大統領候補としてなぜユスフ・カラ元副大統領を選んだのか、依然として疑問の声が挙がっている。
このペアは、闘争民主党、民主国民党、民族覚醒党、ハヌラ党の4党に担ぎ出された正副大統領候補であるとして名乗りを上げた。

去る5月19日、中央ジャカルタの州庁舎にて記者からウィドド氏に対し質問が投げかけられた。

「ジョコウィさん、どうしてユスフ・カラ氏を選んだのですか」と記者が尋ねた。
「すでに伝えられている通り、彼は支持する4党を代表している、つまり闘争民主党、民主国民党、民族覚醒党、ハヌラ党だ」と、ウィドド氏は笑顔で答えた。

同氏は、両者に大きな年齢差があることを認めた。しかし、同氏によると、両者は国づくりを進めるための経験があるという。

「そうですね。ただ私だって市や州を治めた経験はありますから」とウィドド氏は続けた。

ウィドド氏によるとそのほかに判断材料となったのは、カラ氏が党の総裁ではないということだった。カラという人物を選ぶことで、闘争民主党とほか3党の協働は、議席を分け合うためになされるものではない、ということが明確になるのだという。



「さらに、高い当選の可能性、経験、実績をもち、政治経済に通じている」とウィドド氏は述べた。

各々のこれまでの実務経験を参考としながら、ウィドド氏とカラ氏は大統領と副大統領間の担当責務の配分を明確にした。

すでに報じられているように、ウィドド氏は19日午後、中央ジャカルタの 独立闘争博物館にて自らのパートナーがカラ氏であることを宣言している。これに際し同氏は、カラ氏を選んだのは、インドネシア変革のために協力することができるであろうと確信したためであると述べた。


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翻訳者:一丸夕花
記事ID:726