「正式結果発表まで公正な選挙運営を」ジョコ氏がユドヨノ大統領に要請

2014年07月09日付 Kompas 紙
ジョコ・ウィドド―ユスフ・カラ正副大統領候補ペアとボゴール県チケアスの私邸で 会合したスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領
ジョコ・ウィドド―ユスフ・カラ正副大統領候補ペアとボゴール県チケアスの私邸で 会合したスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領
ボゴール、KOMPAS.com配信
 大統領候補のジョコ・ウィドド氏は、去る7月9日夜にボゴール県チケアスで行われた非公開の会合において、スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領に対して特別な申し入れをした。ジョコ氏はユドヨノ大統領が、中央選挙管理委員会による大統領選挙の手作業の集計結果が発表される7月22日まで選挙の公正な実施を維持し得ることを希望した。

 「我々は先ほどの会合で大統領に、7月22日までこの国を率いる上で、すべてが問題なくスムーズに行くように、そして民衆の間で摩擦が起こらないように、役割を果たして欲しいと、再度伝えた。我々はまた、この大統領選挙が本当に誠実、潔白で、平和的に進むものとみなされるものとなるよう、お願いをした」と、去る7月9日、ボゴール県チケアスでユドヨノ大統領との会合を終えたジョコ氏は語った。
 ジョコ氏は大統領には自分自身から会談を申し入れ、ついにその夜希望がかなったのだと述べた。ジョコ氏によると、その会合でユドヨノ大統領はいずれの陣営も勝利を見込んだ浮かれ騒ぎは自制するように、とのメッセージも伝えたという。

 ジョコ氏は、「ユドヨノ大統領からは、明日からは皆が冷静になり、そうすることで民衆も冷静さと落ち着きを得られるように求められた。そして我々はそれを了承した」と述べた。

ユドヨノ大統領とジョコ・ウィドド―ユスフ・カラ正副大統領候補との会合はこの夜、ジョコ氏とカラ氏がペアを組んで大統領選に臨むことを宣言して以来初めて実現した。ユドヨノ大統領はもう一方のプラボウォ・スビアント―ハッタ・ラジャサ正副大統領候補者ペアとは度々会合を重ねていた一方で、ジョコ―カラのペアとは一度も会っていなかった。

 今回の夜の会合では、大統領選の選挙速報結果の差についてが議題となった。ユドヨノ大統領によると、両陣営ともこのような選挙速報の結果の相違には自制心を持って対処するべきであるという。現在、ジョコ―カラ、プラボウォ―ハッタ両陣営ともに大統領選での勝利を主張している。


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翻訳者:鈴木美咲
記事ID:923