プラボウォ氏本人が大統領選挙結果受け入れ拒否の提案

2014年07月23日付 Kompas 紙
7月22日、東ジャカルタの選挙対策本部「ルマ・ポロニア」において、2014年の大統領選挙結果の受け入れを拒否する演説を行うプラボウォ・スビアント氏
7月22日、東ジャカルタの選挙対策本部「ルマ・ポロニア」において、2014年の大統領選挙結果の受け入れを拒否する演説を行うプラボウォ・スビアント氏

ジャカルタ、 Kompas.com配信
 プラボウォ・スビアント―ハッタ・ラジャサ正副大統領候補ペアの法律顧問団の一員であるマヘンドラダッタ氏は、大統領選挙結果の受け入れを拒否し、現在執り行われている選挙プロセスから撤退するという提案は、プラボウォ氏本人が直接出したものであると語った。

 マヘンドラダッタ氏によると、プラボウォ氏は、去る7月22日の午後、選挙対策本部「ルマ・ポロニア」において、会議時に出席していた同氏陣営幹部らにその提案を伝えたという。その会議は、ジョコ・ウィドド―ユスフ・カラ正副大統領候補ペアの勝利を示した中央選挙管理委員会(KPU)による大統領選挙の開票集計と同日に行われた。
 「我々の間に決めたものはなかった。プラボウォ氏がこのように決定したのであり、我々はその決定に従ったまでだ」と22日夜、マヘンドラ氏はルマ・ポロニアで語った。


 プラボウォ氏の相方であるハッタ・ラジャサ氏が欠席したその会議には、アブリザル・バクリー氏、スルヤダルマ・アリ氏、アニス・マッタ氏、アミン・ライス氏、エムエス・カバン氏、アクバル・タンジュン氏、ファドリ・ゾン氏、ハシム・ジョヨハディクスモ氏といったプラボウォ氏陣営幹部ら、及び同陣営のほか数人が出席した。マヘンドラ氏は、議論は難航することなく全員が賛成したと述べた。
 「全員が、不正で混乱した選挙プロセスを正統なものとして受け入れるよりは、撤退するほうがよいと賛成した」とマヘンドラ氏は語った。

 約2時間にわたったその非公開会議の後、プラボウォ氏と同氏陣営幹部らはルマ・ポロニアに設置された壇上にのぼった。そしてプラボウォ氏は、大統領選挙結果の受け入れを拒否し、現在執り行われている選挙プロセスから撤退する意向を表明した。


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翻訳者:白石 志織
記事ID:949