台湾の悲惨な航空機事故は台風Matmo(日本名:台風10号)が原因か

2014年07月23日付 VietnamPlus 紙
 7月23日、台湾の航空局は、トランスアジア航空の国内線で台湾南部の高尾発澎湖諸島行きGE222便が、台風Matmoの暴風域にあった空港付近の西渓村に墜落したと発表した。
 ターボプロップエンジンを搭載したATR72型の航空機(70席)は、大陸中国と台湾の間に位置する澎湖島の付近で墜落した。
 台湾の航空局はこの事故で47名が死亡したと発表したが、その一方、台湾のレスキュー隊は死亡者が51名だったと述べている。AP通信および台湾の中央通訊社(CAN)は、台湾の交通部門トップYeh Kuanh Shin氏が、その他の11名が二度目の着陸を試みた時に墜落、炎上した際に負傷したと述べたことを伝えた。
 それより前、CANは現地の消防当局のトップが死者は51名と伝えた。伝えられるところでは、この飛行機は4名の子供を含む54名の乗客を乗せ、4名の乗組員も同乗していたとされる。
 事故当日前、台風Matmoが台湾に上陸し、それに伴う大雨や強風により金融市場と各学校は閉鎖する事態に陥っていた。
 台湾に本社を置くトランスアジア航空は、約23機のエアバスとATRを保有している。主要路線は国内便だが、日本、タイ、カンボジア行きの複数の国際線も有している。
 マレーシア航空MH17便がウクライナで撃墜され大きな被害を受けたばかりだが、この事故の後、トランスアジア航空にもまた深い哀悼の意が捧げられた。


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翻訳者:小谷岳、田中洋行
記事ID:968