ブロッコリーを食べることで喘息患者の呼吸が楽に

2014年07月11日付 VietnamPlus 紙
 オーストラリア・メルボルン大学の研究者たちによれば、ブロッコリーは喘息患者に極めて有効とされる。
 何年にもわたる研究の後、オーストラリアの科学者たちはブロッコリーに含まれる化合物が呼吸器を拡張するための炎症遺伝子を活性化させることを発見した。
 トム・カラギアニス博士は、(ブロッコリーに含まれる)「L-スルフォラファン」と呼ばれるこの有効成分が細胞を騙して各炎症遺伝子と抗酸化物質を起動させると述べる。ブロッコリーを毎日二回食べることで、喘息患者の呼吸を楽にすることができる。
 専門家たちは、喘息患者に投薬とともに長期間ブロッコリーを摂取し、そののち少しずつ量を減らしていくよう勧め、また、有効成分を効率よく摂取するためブロッコリーをゆで過ぎないよう料理すべきともアドバイスする。
 この方法は医師の治療指導と並行して実施されなければならない。
 現在、引き続き科学者たちは、初期段階からすぐに喘息緩和に効果をもたらすのに必要な投薬量とブロッコリーの摂取量を確定するための研究を行っている。


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翻訳者:小泉里夏
記事ID:987