獅子3匹煙草会社所有者ドー・ミャミャウィンのフェイスブックアカウントが盗まれた件についての広告(ならびにコメントをお寄せになった方々への回答)(10-35-27-1)

2014年09月16日付 The Voice 紙
 この広告は私の依頼人であるヤンゴン市バハン区コーミンコーチン通り14番地在住の原告ドー・ミャミャウィンの意向により掲載しています。
 
 ドー・ミャミャウィンは、両親から受け継いだ煙草会社を経営するミャンマー人女性企業家で現在70歳です。これまで子供三人、孫三人の面倒を見てきました。ドー・ミャミャウィンは、彼女には承諾しえない女性(映画関係者)との息子の再婚に対して反対の意向を示してきました。孫であるマウン・ミャッティーハーチョーが自閉症を患っているため、アメリカで治療を受けさせ、自閉症の子供たちの学校に通う準備を整え、父親に見捨てられないよう常に気を配っていました。そのため、息子の再婚にはいつも反対していました。
 新聞各紙で、息子の再婚相手であるマ・ウーズーアウンの法廷弁護士ウー・ヨーバッサンアウンが、ドー・ミャミャウィンの息子の[別の女性との?―訳者注]婚約に反対する広告を出してから、
(1) ドー・ミャミャウィンのフェイスブックアカウントが乗っ取られ、社会生活や私生活に差し障る猥褻な文章や、政治と宗教に対する誹謗中傷を書き込まれるという被害にあいました。そのため、ドー・ミャミャウィンはチェーモン紙上で書き込みをやめるよう警告しました。警察当局へもフェイスブックアカウントを乗っ取られた旨を通報しました。すると、[乗っ取り犯による―訳者注]フェイスブックへの書き込みはしばらく止みました。
(2) 最近、犯人はドー・ミャミャウィンがフェイスブックページを再び入手したと偽り、ドー・ミャミャウィンの本名、職業、住所の正しい情報を記載した上、周囲の誤解を招くような誹謗中傷、政治に関する話題、政治的指導者の写真などを投稿しました。
(3) 書き込みを閲覧した利用者は、こうした事情を知らず、ドー・ミャミャウィンに対して抗議や誹謗中傷のコメントを寄せたため、状況はますます悪化してしまいました。こうして、犯人は目的を達成しました。
(4) 最新の状況としては、ドー・ミャミャウィンの娘マ・タンダーヌの尋問調書がフェイスブックに載せられ、再び誹謗中傷が書き込まれました。ヤンゴン管区域高等裁判所2014年民事事件第44号の事件簿に含まれるこの調書はドー・ミャミャウィンの婿マウン・ウィンマウンのところにのみあるので、彼が犯人の一人である疑いがあります。(マウン・ウィンマウンの件は下に別立てでお知らせしております。)
(5) さらに、フェイスブック上でのドー・ミャミャウィンの写真と個人情報の使い方から、フェイスブックアカウントを誰が盗んだのかを引き続き調べていくと、自分の身内が恨みをもって犯罪に手を貸したことが明らかになってきました。一人の母親として、いつでも自分の息子に理解を示し許すことはできますが、違法行為をする女性を許すことはできません。
 事件の全容を検討すると、ドー・ミャミャウィンは良識ある企業家でありながら、自分のフェイスブックアカウントを乗っ取られ、様々な方法で中傷を受けた上に、自分の親類縁者や知人友人と会う勇気がなくなるほどの精神的・身体的苦痛を受けています。コメントを寄せてくださった方々におかれましては、このことを不憫に思い、フェイスブックアカウントを乗っ取った犯人の摘発にご協力いただき、フェイスブックアカウントを盗難されたことへのご理解をいただきたく、この広告を掲載することといたしました。
 現在のところ、誰がドー・ミャミャウィンのフェイスブックアカウントを盗み、悪意あるコメントを書き込んだのかわかっていながら(つまり、それはドー・ミャミャウィンが息子との再婚に賛成していない相手女性とその仲間である)、息子が傷つくことを心配して、ドー・ミャミャウィンは自ら苦しみに耐えております。
 どのような方法であれフェイスブックアカウントの乗っ取りは告発されないと考え、あからさまに法を犯している者たちは、現行法に違反していることを自分で理解し、自分の判断でミャミャウィンのフェイスブックアカウントを「完全に」閉鎖する必要があることをお知らせします。

ドー・ミャミャウィンの意向により
ウー・ネィラ
法廷弁護士(登録番号2062)
ヤンゴン市チャウッタダー区マハーバンドゥラ公園通り55番地3階
電話番号01-373580



ヤンゴン管区域高等裁判所2014年民事事件第44号より
被告マウンマウンウィンへの警告広告(ミャミャウィンのフェイスブックアカウント問題に関する広告)

 私の依頼人である原告ドー・ミャミャウィンは彼女のフェイスブックアカウントが乗っ取られたことを受け、刑罰を科されるべき行いを止めるよう、2014年7月14日と2014年7月16日付の国有紙チェーモン新聞に広告を掲載しました。
 ドー・ミャミャウィンの娘マ・タンダーヌはマウン・ウィンマウンに対し、ヤンゴン高等裁判所2014年民事事件第44号として訴えを提起していました。その事件でマ・タンダーヌが裁判所へ提出した尋問調書が、2014年9月4日にミャミャウィンのフェイスブックページに掲載され、2014年9月17日には、法に照らせば「誰が勝訴するか誰しもが分かっているだろう」と書き込みがなされました。公開すべき文書(public document)ではない文書を名誉を傷つけるために公開したのです。
 ドー・ミャミャウィンはフェイスブックアカウントを乗っ取られたことを明らかにしましたが、今回のように訴訟関係の(閲覧制限された)文書を違法に譲渡・複写してフェイスブックに載せたことについては、マウン・ウィンマウンがフェイスブックアカウントの乗っ取り事件と関わりがあると考えております。
 この出来事は裁判所に対する侮辱であり、司法の安全を犯している上に、フェイスブックアカウントの乗っ取りは刑罰に値する犯罪です。ミャミャウィンのフェイスブックアカウントを即刻閉鎖するよう要求します。

ドー・ミャミャウィンの意向により
ウー・ネィラ
法廷弁護士(登録番号2062)
ヤンゴン市チャウッタダー区マハーバンドゥラ公園通り55番地3階
電話番号01-373580


同じジャンルの記事を見る


翻訳者:井坂理奈
記事ID:1019