シュエボー宮殿修理のための入札(10-42-24-4)

2014年11月03日付 The Voice 紙
カレ 10月30日

 ザガイン管区域シュエボーにあるシュエボウンヤダナーミンガラー宮殿を改修するため、企業経営者たちに10月20日から入札を公示していたことを、その宮殿責任者から知ることができた。
 国王謁見の間、尖塔のある建物、王室金庫、書類倉庫、これらそれぞれの建物の脆い屋根は取り換え塗装すること、脆くなった床も取り換え塗装すること、新しい案内板をもう一度書くことを実行していくことを先の宮殿責任者が続けて語った。
 「通信制大学の(スクーリングの)時期だから(訳者注:シュエボー大学が最も近い地域に住む通信制大学の学生は、シュエボー大学で試験前に1週間程度スクーリングを受けるので、学生がシュエボーの町に出てきたついでに町を観光して帰ることが多い)、宮殿に見学に来る者は多い。日々の見学者数は異なる。王室の儀式の間、得度式・穿耳式の間、王室金庫、書類倉庫などを見学している」と同氏が述べた。
 地元の人たちとしては宮殿にわざわざ行かないが、遠方からのお客が来れば連れていくこと、宮殿内の建物は素晴らしく旅行客を惹きつけるようにそれらを改修しているのであろうことをシュエボー住民が語った。
 宮殿内は、アラウンパヤー王の遺体が収められた尖塔のある煉瓦造りの建物、アラウンパヤー王を模した銅像、宮殿入口付近の「勝利の地」、宮殿入口付近の仏塔、国王謁見の間、宮殿の主要な尖塔のある建物、石碑がある建物、王室金庫、書類倉庫、ボウンサントゥルッ僧院などを見学できることが、宮殿責任者から知ることができた。
 シュエボー宮殿はザガイン管区域唯一の古い宮殿であり、2013年に文化省がザガイン管区域政府に譲渡し維持保存させたこと、入場料として国内の客は1人200チャット、国外の客は1人2000チャットを徴収し、ニュージーランドと日本からの見学が多いことが、宮殿の入場者リストにより分かった。
 シュエボー宮殿はアラウンパヤー王であるウー・アウンゼーヤが1753年に建築し、その後シンビューシン王の時代に王都をインワに移したことで廃れた宮殿を1994年に修築し、元々チーク材で造られていた柱54本をコンクリートの柱で代用した。


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翻訳者:古橋櫻子
記事ID:1160