ミンドン王を偲んで斎飯を捧げる

2015年10月20日付 The Voice 紙
マンダレー・10月19日

 王都マンダレーにある王宮を建立したミンドン王を偲んだ斎飯(亡くなった人を偲んだ布施)の供養を、毎年行う考えを上記の布施を準備するミンドン王の玄孫、ドーテイティンニェインが述べた。

 ミンドン王が亡くなって173年目の斎飯ををビルマ暦7月6日(太陽暦10月19日)、マンダレー山のふもとにあるミンドン王建立のマハーダンミカヤーマシュエチンタイマジー寺院で行ったところ、その儀式が終わっわときにThe Voice誌と個別に面会し、以上のように述べられたものである。

「高祖父(ミンドン王)の斎飯の布施を毎年行うために、私たちは努力し続ける所存です。今年も資金難の状況から、短時間のうちに実現するよう皆が努力してきました。」と彼女が言った。

 コンバウン王朝ミンドン王と皇太子カナウン王子らの子々孫々親族300人前後が参加した上記の布施と同じく、75歳以上の年長者56人を礼拝供養したことが、上記の親族たちからわかった。

 「ティーボー国王が連行された年(1885年)からずっと、宮殿の中で斎飯を捧げる機会がありませんでした。これに関して関係方面から許可を得られたら、宮殿で行いたいです。」とドーテイティンニェインが重ねて述べた。

 その斎飯の布施を、ビルマ暦1286年(西暦1924年頃。訳註:ビルマ正月は西暦とは異なる)から同1303年(西暦1941年頃)まで17年間チェーミン妃と子息の2人が行った後は、王族として毎年定期的に行うことができず、この173年目になって集まって行うことができたと上記の一族が述べた。

 173年目の斎飯の布施では、ミンドン王が亡くなった65歳を偲んで招待された比丘65人に斎飯を捧げ、王族の一族らが潅水供養をしたと布施の実行者たちからわかった。

 今年の3月8日も、王族の一族が集まって宮殿で斎飯の布施供養を行ったことが、王族の一族たちからわかった。


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翻訳者:平野美華
記事ID:1922