マレーシア警察、インドネシア国籍を持つ人物をISISメンバー勧誘の疑いで逮捕

2015年12月06日付 Kompas 紙

ジャカルタ、KOMPAS.com配信
去る12月5月、マレーシア警察は、インドネシア国籍を持つIというイニシャルの人物の身柄を拘束した。

Iにはマレーシアでの新たなメンバーの勧誘とその組織化の任務を担っていたISISのメンバーであるという強い疑いがあった。

インドネシア外務省のインドネシア国民保護局および法律援護局長官ラル・モハメッド・イクバル氏は同日午後、ジャカルタの本省にてこの情報が事実であることを認めた。


「当初、在マレーシア・インドネシア大使館は、インドネシア国籍の人物1名が同国の警察によりテロ行為への関与容疑で身柄を拘束されたという報道を読んだ」

「この報道を受けて、同大使館は、詳細情報をつかむためにマレーシア警察に連絡を取り、ようやくIというイニシャルのインドネシア国籍を持つ人物の逮捕の事実を確認した」と同氏は続けた。

同氏はまた、マレーシア警察からの情報として、Iという人物は出稼ぎ労働者であることを述べた。IはISISの組織化に関わりつつ、ISISへの参入を希望するものに便宜をはかっていた疑いが強い。

しかしこうした情報はまだ初期的なものにすぎず、インドネシア大使館は引き続き、マレーシア警察に対し情報提供を求め続けている。

同大使館は目下、正確な情報を入手するため、大使による被疑者との接触を試みている。

ラル氏は加えて、マレーシア警察もすでにマレーシア外務省に対し、インドネシア大使館への申し送りをするため、逮捕の事実を通知したと述べた。

しかし現時点では、インドネシア大使館は未だマレーシア外務省から正式な通知を受けていない。

「クアラルンプールのインドネシア大使館はその事件に関して、Iというインドネシア国籍を持つ人物への容疑の根拠も含め、より詳細な情報を得るため、マレーシア当局との調整を現在も続けている」と同氏は述べた。


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