8月からのミャンマーユニコードシステム使用につきコンピューター関連組織が合意

2016年01月13日付 The Voice 紙
ヤンゴン 1月12日

今年の8月1日から2017年1月1日までを、携帯電話やコンピューターでのミャンマーユニコードシステムの試用期間として全国一斉に使用するために、ミャンマーコンピューター連盟(MCF)とミャンマーコンピューター専門家協会、ミャンマーユニコードエリアグループ(MUA)、教育省ミャンマー文学語学教育局が同意したことをMCFの事務局長ウー・ゾーミンウーが述べた。

「皆が認めたスタンダードです。このスタンダードに我々が沿っていくということを述べました。2017年の1月1日以降ゾージーフォントを使ってはいけないということではありません。ユニコードに変換して使うように、ということです。つまりユニコードを使わないと罰を受けるというようなことではありません。ユニコードという枠組みの中に無理やり引き入れるのではありません」とウー・ゾーミンウーが述べた。

1月12日、大学75周年記念(ダイヤモンドジュビリー)ホールで教育省ミャンマー文学語学教育局とミャンマーコンピューター連盟(MCF)が共同で行ったコンピューターで用いるミャンマー語の標準システムに関する協議会の最後に、上のように話したのである。

ミャンマー語委員会が規定しているミャンマー語の正書法に沿い、キーボードやインプットメソッドに加えて使用すること、フォントの製作者は自分のフォントをミャンマーユニコードに対応するよう作ること、ミャンマー全域でミャンマーユニコードシステムを今年の8月1日から移行使用すること、という3点について合意したとMCF本部からわかった。

合意事項についてはミャンマー文学語学教育局が1週間以内に教育大臣に決裁を仰ぐとミャンマー語委員会メンバーであるトゥンティン博士が述べた。

この後さらに内閣の担当官らに決裁を仰ぎ、政府が同意すれば、2017年1月から政府全体がミャンマーユニコードの使用を開始し、さらに標準規定委員会に書類を提出した上でミャンマーユニコードを標準モデルとして規定した場合には(訳者注:最終的にミャンマーユニコードを標準とすると)承認できるとウー・ゾーミンウーが述べた。

このようなミャンマーユニコードの使用に関してAlpha Info-Tech社の社長であるウー・イェミャットゥーは「ゾージー(フォント)が標準規定に従っていないのかと言うと、今はじめてゾージーが出てきたなら従っていません(訳者注:今、ゾージーが発表されたばかりという状況なら規定を知っていてもそれに従って作らなかったと言っていい、という意味)。しかし今の標準規定は2008年に明らかになりました。2008年に出された標準規定に対して、2004年に出たフォントシステムがどうして標準に沿わなければならないのでしょうか」と述べた。

会議での合意事項3点に対し、会議に参加した全員の合意を得たのかどうかという質問をせず、どのくらいの合意があったのかをミャンマー文学語学教育局に質問して初めて知ることができるだろうとMCF本部事務局長ウー・ゾーミンが述べた。


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翻訳者:宮木春花
記事ID:2254