ウー・ペイン橋全体の修復維持事業を再開

2016年05月01日付 The Voice 紙
マンダレー、4月30日

165年以上の歴史のあるマンダレー市タウンタマン湖にあるウー・ペイン橋の修復工事がMyanmar Teak Wood会社の支援により4月27日から再開されたことについて、国立博物館図書館局(マンダレー支所)課長が述べた。
「3月25日から実地作業を行っていたが、水祭りの休日が間に入ったので、休暇にしていた。4月27から橋を強化するために工事を始めている。雨季が始まる前に、橋の強化のため、代替修繕工事を始めた」と同氏が述べた。

上記のウー・ペイン橋の修繕にかかるであろう合計概算費用を正確に述べることはまだできず、必要な費用を寄附する会社は、必要な限りの分を細かく支援するということを同氏が付け加えた。

そのウー・ペイン橋修繕にあたってはチーク材のみを使用し、必要なチーク材はカヤー州から注文して使用していくものであり、橋の修繕を局が監視し、外部の考古学者らの実地指導のもと実施することを同氏が説明した。

「修復といっても歴史的遺産であるため、歴史建造物専門家らの多くの指導、監督が必要である。長期間安定したまま維持できるよう、計画を立てて行わなければならい。修復、維持もすべきである。それはウー・ペイン橋付近の店舗や地元民も参加できてはじめて成せることだ」とマンダレー市在住で工科大学最終学年に在籍する土木工学専攻の女子学生が言った。

ウー・ペイン橋はミャンマー暦1211年(西暦1849年)に、バガン王の昔からの使用人であった地方領主のバインサッと書記官マウンペインたちが王と親密であったため、古都インワの元の王宮、御殿から廃棄しなければならなかった木材を王の許可を得て持ち出し建築したところ、ミャンマー暦1213年に完成した。橋の長さは339ター2タウン(3967フィート)(訳者注:約1200メートル)で、1086本の柱がある。橋脚と橋脚の間の支間は482あり、波や風の影響に耐えることを目的に直線的には建てず、南側に向けて湾曲し、曲がった直角定規の様に建てたものである。

ウー・ペイン橋の修繕維持のために2014年にも管区域基金1320万チャットで橋の床の修復、柱の取り換えと橋の揺れがないように支柱打ち込みで修理したことが国立博物館図書館局の責任者からわかった。


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翻訳者:松山由希
記事ID:2450