エベレスト頂上にミャンマー国旗を初めて打ち立てる

2016年05月20日付 The Voice 紙
ヤンゴン、5月19日

 世界最高峰エベレスト山への登頂に、ミャンマー人が初めて成功し、ミャンマー国旗を5月19日の朝7時7分に打ち立てることができたことをトゥー財団の責任者が述べた。

 標高8848m(29,029フィート)である上記の山へ、ミャンマーの2人の登山家コー・ピェピョーアウンとコー・ウィンコーコーが5月18日の9時から死の領域[と称されるキャンプ4]を超え、10時間かけて到着した。

 「エベレスト山頂にミャンマー国旗を打ち立てた、エベレスト山の歴史にミャンマーの名前を刻んだ彼らと、後方から支えてくれた人すべてに感謝し、大変光栄に思う。」ミャンマー人がエベレスト山に登頂できたことに関して、ウー・テーザに電話で連絡をとったところ、彼はそのように答えた。

 朝7時7分に到着した上記の2人は、頂上で記念写真を撮り、ミャンマー国旗を掲げた後、山裾へ折り返し下山するので、午後には戻るだろうと上記財団の責任者が引き続き述べた。

 「7月の初旬に[ミャンマーへ]帰国すると思われる。山裾へ着いたら、彼らに質問し、いつ帰るのかということを発表する。」と同氏が述べた。(訳者注:実際には5月25日に帰国した)

 メンバー3人を含むミャンマー登山隊の一行は、5月15日にベースキャンプを出発したが、登山隊メンバーの1人であるコー・ニーニーアウンは、健康状態の悪化のため、医者の指示でベースキャンプに残った。

 ミャンマーの登山隊の快挙は、ミャンマー人すべての勝利であり、ミャンマーのトレッキング・登山連盟にとっての歴史的金字塔でもある。

 エベレスト山のベースキャンプから送られた情報に基づくと、ミャンマーの青年登山家2人は5月20日に現在いるSouth Col、標高8000mのキャンプ4からキャンプ3を通過し、標高6400mのキャンプ2へそのまま下山することを、5月19日の夜7時ごろトゥー財団が発表した。

 登山においては、標高の高い山の登頂に成功したとしても、それで終了とは言えず、無事に下山できるかにもかかっているとその発表で述べられている。


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翻訳者:河野美由貴
記事ID:2526