ウー・タン(ウ・タント)邸博物館に図書館、書店、喫茶店を開設予定

2016年06月26日付 The Voice 紙
ヤンゴン6月25日

ヤンゴン管区域カマーユッ郡区のパンワー通りにある元国連事務総長ウー・タン邸博物館に、図書館、書店、喫茶店が開設されるということが博物館の維持管理組織からの情報によりわかった。
それらを開設するために新たに建物を建設する必要があるということも上記組織への取材でわかった。
「図書館についてはデジタルライブラリーという形にする予定で、喫茶店はひとつには収入確保の意味もある。これらの開設は、予定した寄付が集まれば実現できるものと思っている。」と博物館のプログラムマネージャーを務めるドー・カインザーチールウィンは述べた。
その新しい建物を建設するにあたり、ウー・タン邸博物館の維持管理組織としては、博物館が政府所有であるので、毎年貸借の許可を得られるよう努力するとともに、電灯を増やすために、電力を補強する機械も設置する予定で、定められた予算が確保できれば実現の運びとなるという。
老朽化が進んでいたウー・タン邸は、2011年から多数の国民の寄付およそ1億5000万チャットで修築され、多くの国民が来館できるよう、2015年12月13日から現在にいたるまで、毎週末、金・土・日曜日に開館、国内客が約2000人、外国人観光客が約300人見学に訪れているという。
博物館にやって来たウー・アウンパインは「図書館ができることで、ミャンマーやニューヨークでウー・タン先生が集めた蔵書を読むことができるかもしれない。もしそうなったら申し分ないし、若い人のためにもとても有益なものとなるだろう。」と述べた。
ウー・タン邸はコロニアル様式の住居で、1950年、ウー・ヌ首相の秘書という職責に着いてから、1957年、国連ビルマ常駐代表として任命されるまでの間、その家に住んでいたことが博物館の維持管理組織からの情報によりわかった。


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翻訳者:萩原 和宏
記事ID:2690