10月１日、ベトナム南部のロンアン省ベンルック県ビンドゥック社の人民委員会副主席グエン・バン・タイ氏は、省内で重大な殺人事件が発生し、現場で一人の被害者が死亡したと明らかにした。
　当初の情報では、９月30日の18時頃、ホー・ミン・カイン（1982年生まれ、ベンルック県ビンドゥック社、第５集落在住）とフイン・ゴック・ティー（1985年生まれ、ロンアン省トゥートゥア県タンタイン社）は、ベンルック県ビンドゥック社第４集落で複数の友人と共に一緒に酒を飲んでいた。
　酒を飲んでいる間に、カインとティーはカインがティーに借りた10万ドン（訳注：４ドル余り）近い借金に関して言い争って殴り合いになったが、飲み友達の仲間に止められた。
　その後、ティーはサトウキビを切るナイフを取りに帰り、戻ってくるとカインに突っかかり執拗に切りつけた。その結果、カインは首を切りつけられ、その場で死亡した。カインが切りつけられるのを目撃して、カインの弟はナイフをティーの手から無理やりひったくって取り上げ、ティーを切りつけた。
　同日の23時に、ティーは大量に出血している長さ４センチメートルの後頭部の傷があり、捜査当局の監視の下、ロンアン省総合病院で治療を受けている。一方、被害者のホー・ミン・カインは遺体の検死後の10月１日朝、捜査当局が埋葬のために遺体を家族に引き渡した。
　現在、事件は捜査当局が引き続き調査をし、明らかにされつつある。