2017年ジャカルタ特別州知事選挙 ユドヨノ、メガワティ、プラボウォの影響はいかに

2016年10月30日付 Kompas 紙
2016年10月30日、KedaiKOPI (インドネシア世論調査グループ) による2017年ジャカルタ別州知事選挙についての世論調査の結果発表。中央ジャカルタ市チキニのレストラン「クダイ・ドゥア・ニ
2016年10月30日、KedaiKOPI (インドネシア世論調査グループ) による2017年ジャカルタ別州知事選挙についての世論調査の結果発表。中央ジャカルタ市チキニのレストラン「クダイ・ドゥア・ニ
ジャカルタ、kompas.com配信
 インドネシア世論調査グループ「クダイ・コピ(Kedai KOPI)」は、2017年のきたるジャカルタ特別州知事選挙の世論調査を行った。調査されたことのひとつが、民主主義者党のユドヨノ党首、闘争民主党のメガワティ党首、グリンドラ党のプラヴォ・スビアント党首の、2017年のジャカルタ特別州知事選挙でのジャカルタ州知事、副知事候補者ペアそれぞれに対する影響である。
 
 まず、「クダイ・コピ」は、ユドヨノ前大統領の存在は、回答者がアグス・ハリムルティ・ユドヨノ氏と副知事候補・シルウィアナ・ムルティの組み合わせを選ぶのに影響したかと質問した。ユドヨノ前大統領はアグス氏の父であると同時に、アグス氏を支持する民主党党首でもある。
その結果、ユドヨノ氏を理由にアブス氏を選んだとした回答者が29.8%、選出に対するユドヨノ氏の影響はないとした回答者は53.5%、未回答の割合は16.7%だった。
つづいて「クダイ・コピ」は、メガワティ党首側の者が回答者に対してバスキ・チャハヤ・プルナマ氏(通称アホック)とジャロット・サイフル・ヒダヤット氏の組み合わせを選ぶのに影響しているかと質問したところ、「はい」と回答した者の割合は24.5%、「いいえ」と回答した者の割合は58.6%、「わからない」とした回答者あるいは未回答の者の割合は16.9%であった。
最後に「クダイ・コピ」は回答者に対し、プラボウォ氏の影響によってアニス・バスウェダン氏とサンディアガ・ウノ氏の組み合わせを選択するかを質問した。結果は、22.9%が「はい」、56.3%が「いいえ」、20.8%が未回答であった。
「クダイ・コピ」の調査は、ジャカルタ特別州の5市1県にて694人の回答者を対象に2016年10月19日から24日の間に実施された。
 調査は対象者と対面形式で行われ、多段抽出法(*註釈1)が用いられた。誤差幅は4%であった。調査にかかった費用は調査団体の内部資金により賄われた。

註釈1) 標本を抽出する対象が大きすぎて、単純無作為抽出法や系統抽出法ではコストが大きくなるような場合、抽出する標本の範囲を段階的に無作為に絞り込むデータの情報抽出方法。


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翻訳者:秋山瑶貴
記事ID:2932