文化博物館所蔵の歴史的遺物の登録リスト作成 (2016年12月31日Saturday 13)

2016年12月31日付 The Voice 紙
マンダレー 12月30日

ミャンマー国内に開設されたすべての文化博物館にある歴史的遺物について、12月から登録リストの作成を始めているとザガイン管区域考古学・国立博物館局副局長のタンタイッ博士は述べた。
国内にある歴史的遺物がなくなって海外へ密輸された際に、国際刑事警察(インターポール)と連携して探せるようにリストを作成しておくと同氏は述べた。
「登録しておけば、なくなったときに自分の物だと示すことができる。歴史的遺物(が密輸で流出すること)をより一層抑制することができる」と同氏は述べた。
国家の所蔵品の登録リストを作成したら、民間の所蔵品も登録許可を与える予定であるとタンタイッ副局長は述べた。
 州と管区域に開設されている文化博物館での展示品と収蔵品の登録リストを作成しているところであり、登録の際には、遺物の様式や時代、形状にくわえて、重量まで詳細に登録すると同氏は言う。
ミャンマーの歴史的遺物が国境のルートを経由して海外へ密輸されており、歴史的な資料が失われてしまっていると考古学者らは述べる。
「歴史的遺物を集めておくことができるといっても、10万分の1あるかどうかというところだ。多くの歴史的遺物が海外へ流出してしまっている」とザガイン管区域ウェッレッ郡ハリン歴史文化地区で歴史的遺物を展示する小さな博物館を開設したニャウンコービン僧院のウー・テェザニヤ僧正は言った。
現在、文化博物館法の制定に向けて法案が作成されており、同法が制定されれば、民間博物館の開設許可免許を発行する予定であることが考古学・国立博物館局への調べで分かった。
マンダレー市チャンミャターシー郡区内にあるバーカヤー僧院で収蔵・展示されていた古い貝葉の束が11月に盗まれた。


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翻訳者:小林明里
記事ID:3165