受刑者らの宗教信仰について毎月実践できるよう準備 (2017年4月7日 11)

2017年04月07日付 The Voice 紙
マンダレー、4月6日

ミャンマー国内にある刑務所それぞれで、囚人のために宗教に関する事業を今の会計新年度から毎月行えるように準備し始めた旨を、内務省刑務所局が明らかにした。
ミャンマーにある刑務所では、従来宗教に関する諸行事を時機に合わせ行うしかなかったこと、マンダレー、ターヤーワーディー、インセインの刑務所で瞑想のコースを開くといった類のことだけを行っていて、残りの刑務所では宗教的祭日にのみ開いていること、現在の会計年度から全刑務所で毎月行えるように計画しており、すでに指示し終えていることを、刑務所安全局の副局長ウー・ミントゥンソーが述べた。
囚人として、刑務所内にいる間、仏への礼拝、瞑想などをきちんと行うことができるよう、心が穏やかになるよう計画したものであり、他の宗教を信仰する者にはその礼拝もすることができるよう準備をしていることを同氏が説明した。
「私たちが刑務所の中にいた時は、当局の手はずにより、関係する宗教ごとに行事を行っていた。今回正式な指示に従って行われるということで、さらに良いことだ。息詰まる問題も、宗教によって律し、抑制されていくものと考える。」とザー・ムーブメント・フォー・デモクラシー・カレント・フォース(MDCF)の上ビルマ担当ウー・テインアウンミンが述べた。
 ミャンマーには刑務所が40以上あり、投獄されている囚人は全部で7万人以上いる。彼らのうち宗教実践を行っている者は、現在男性が3900人以上、女性が700人以上いることが刑務所局のリストにより明らかになった。
 刑務所局として、1人の囚人を1日につき1000チャットで食事を提供するべく準備しているが、現在は1日に600チャットで賄っている。


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翻訳者:土居涼香
記事ID:3309