ハノイで３月30日午後に行われた外務省の定例記者会見の中で、レ・ハイ・ビン外務報道官は日本で９歳のベトナム人女児が殺害された事件について情報を伝えた。
　レ・ハイ・ビン報道官は以下のことを強調した。「我々は日本でのベトナム人女児への非人間的な殺害行為に対して強く非難する。我々はご遺族の方々に最も深いお悔やみの言葉を申し上げるとともに、ご遺族の方々がこの大きな悼み・喪失を早く乗り越えられることを願っている。事件が起きた直後から、外務省は在日本ベトナム大使館に対し、日本の関係当局と共に具体的に緊密に業務を行い、事件を明らかにすることを求めるよう、指示した。我々は日本側が早期に犯人を探し出して厳正な処理をするであろうことを信じている。現在大使館は、事件を早期に明らかにするために、日本の関係当局と連携している」
　日本で殺害されたベトナム人女児の家族に対して、事件処理の過程の中、ベトナム外務省がどのように援助をしたのかを教えてほしいとの質問に、外務省の報道官は「事件が起こったときから、またこの事件についての初期情報を得た時からすぐにベトナム大使館は、捜索と事件の処理に努める中で家族と力を合わせてきた」と強調した。日本にあるベトナム大使館は依然として日本の関係機関と緊密に連携して家族を援助している。事件が起きたのが週末にかかった時があっても、日本駐在のベトナム大使館は家族への援助対応者を派遣した。
　また、記者会見の際、レ・ハイ・ビン報道官はベトナム青年男性が大阪で自殺した情報と１人のベトナム人が日本の入管収容所で亡くなったことについての質問にも答えた。
　大阪府（日本）でのベトナム人男性の自殺の情報があることに関連して外務省報道官は以下のように述べた。「事件が起こってすぐ大阪の総領事館は、情報を得るため急いで大阪市の西成警察署と共に業務を行った。現在、警察署は、この事件は捜査が開始されたばかりで、まだいかなる情報も供給することができない。外務省は、大阪駐在ベトナム総領事館に対し、引き続き地域の関係当局と緊密に連携し、情報を得るよう指示した」
　１人のベトナム人が日本の入管収容所で亡くなったことについて、外務省報道官は「日本駐在ベトナム大使館は日本の各関係機関と連携しているが、今のところ日本側はこの事件に関する追加情報をまだ提供していない」と述べた。