トミー・スハルト氏新政党設立、ゴルカル党問題視せず

2017年05月17日付 Kompas 紙
ゴルカル党中央執行委員会のザイヌディン・アマリ委員長
ゴルカル党中央執行委員会のザイヌディン・アマリ委員長
スラバヤ、コンパス.com配信

 ゴルカル党は、フトモ・マンダラ・プトラ氏(またの名をトミー・スハルト氏)の設立したブルカルヤ党の登場に対し、妨害されているという感覚や危機感は覚えていない。

ゴルカル党中央中央執行委員会のザイヌディン・アマリ委員長は、すでにあまりに多くのゴルカル党出身者が離党して自身の政党を設立していると述べた。

「成功した者、失敗した者どちらもあるが、ゴルカル党ではよくあることだ」とアマリ委員長はスラバヤで行われた東部ジャワのコスゴロ(相互扶助精神に基づく多目的協同組合連合体)の幹事任命終了後に語った。

 それどころか、アマリ委員長によると総選挙が間近に迫るたびに必ず、ゴルカル党で力を付けた有力者によって新政党が設立されるという。しかし半世紀以上にわたってわが国で精力的に活動してきたゴルカル党は国民からより高い評価を得ると、アマリ委員長は確信している。

 新政党はスハルト一族というブランドを持っているが、アマリ委員長はそのことを心配していない。
「以前は、スハルトの長女トゥトゥット(シティ・ハルディヤンティ・ルクマナ氏)にも新政党設立の機会があったが、現在はなくなっている」と、国会第二委員会議長のアマリ氏は説明した。

 報道された通り、セティヤ・ノバント会長率いるゴルカル党中央執行部の一員として登録されている、スハルト第2代大統領の長男・トミー・スハルト氏がブルカルヤ党を設立した。

 同政党はゴルカル党とほぼ同一のシンボルカラーとシンボルマークを選出した。ブルカルヤ党は、2019年の総選挙で候補者を擁立する4つの新政党の一つだ。この政党は司法・人権省の2016年11月1日決定M.HH-20.AH号に基づいて設立された。

 政党の公式サイトであるブルカルヤ.idによると、当初の名をブリンギン・カルヤとしたブルカルヤ党は、全国共和党と2016年7月15日に再結成されたブリンギン・カルヤ党との間の刷新、変化、及び協力の成果である。

 この日付はトミー・スハルト氏の上院評議会会長、もしくはブルカルヤ党と指導委員会議長としての就任日にあたる。


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翻訳者:斎藤萌
記事ID:3411