エーヤーワディ・イルカを保護し観光事業発展へ (2017年5月23日 9)

2017年05月23日付 The Voice 紙
ヤンゴン、5月22日

 絶滅の危機に瀕しているエーヤーワディ・イルカを保護する区域内にある6つの村では、村による観光事業が展開されていると、漁業局副局長ウー・ハンウィンが述べた。
 エーヤーワディ・イルカ保護と観光事業発展のため、村を拠点に行っているところには、シングー郡のシーデー村、ミッカンジー村、マッタヤー郡のセインバンゴン村、メースン村、エーチュン村、スィンチュン村があり、イルカの共同展示、素焼きの鍋作りの展示、ひごの帽子作りの展示などを含め郷土料理でもてなすなどをも行っている旨、同氏が述べた。
 上記の6つの村の住民らに対し、村を拠点とする観光事業についての説明会を5月20日に開催した。
 「海外からの旅行客をもっと獲得することとイルカ保護という目的の元、一つの事業として行っている。イルカの展示、観光業による恩恵を村人たちが十分に受けることができ、保護についてもみんなで行っていけるようにするためだ。」とウー・ハンウィンが述べた。
 エーヤーワディ河の流れの中で、水路が変わり、自然環境の破壊と水の汚染などのほか、電気ショックによる魚の乱獲のため、エーヤーワディ・イルカは死んで、徐々に数を減らしている旨、野生動物保護の専門家らが考察し述べた。
 上記のイルカ保護区域はザガインとマンダレー市の間、エーヤーワディ河ミングンとチャウミャウン市の間に位置し、2005年12月から設置が始まった。
 今年の2月までにマンダレーからバモーに至る河一帯でエーヤーワディ・イルカが出没する頭数調査を行ったところ、エーヤーワディ・イルカは69頭いた旨、エーヤーワディ・イルカ保護団体が明らかにしている。


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翻訳者:土居涼香
記事ID:3471