ベトナム公民ドアン・ティ・フオンの合法的権利を守る

2017年05月30日付 VietnamPlus 紙
連行されて出廷するドアン・ティ・フオン
連行されて出廷するドアン・ティ・フオン
 5月30日、マレーシアのセランゴール州セパンの地方裁判所で北朝鮮人が暗殺された事件に関する裁判が行われ、在マレーシア・ベトナム大使館の幹部がマレーシア人弁護士とともに、ベトナム公民ドアン・ティ・フオンの合法的権利を守るため、裁判に出席した。
 在マレーシア・ベトナム大使館によると、裁判長は、検察側からの要請を受け、裁判の審理をセランゴール州の州都シャー・アラムにある高等裁判所に移すことで合意した。高等裁判所での審理の開始日はまだ確定しておらず、追って発表される。
 ベトナム大使館は、外務本省の指示を受け、裁判が公正、客観的に行われるよう、また、ドアン・ティ・フオンの合法的権利を守るため、ベトナムの関係当局、および、ドアン・ティ・フオン側代表のマレーシア人弁護士と引き続き緊密に調整していくという。
 今回の審理は、Kim Chol 名義のパスポートを所持していた北朝鮮人公民殺害事件の被告人に対する3回目の審理になる。
 ドアン・ティ・フオンの他に、インドネシア公民のシティ・アイシャも2人目の被告である。
 裁判でドアン・ティ・フオンの通訳を務めたマリダム女史は、ドアン・ティ・フオン被告の健康状態は良好だと話している。


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翻訳者:一橋弘人
記事ID:3556