アウンサン将軍の伝記を政府主導で刊行へ (2017年6月14日 5)

2017年06月14日付 The Voice 紙
ネーピードー 6月13日

 40年もの間、刊行が繰り延べになってきたアウンサン将軍の伝記を、政府主導で出版すると、ミャンマー歴史委員会の非常任メンバーであるバマウン博士が述べた。
 アウンサン将軍の伝記を書くために、将軍の出自並びに幼少時代の状況を初めとして殉死するまでを、出生地のナッマウや、関りのある人々を7年余りもの歳月をかけて訪ね、インタビューを行っており、来たる2018年、将軍の誕日である2月13日までに出版すると同氏が述べた。
 アウンサン将軍の伝記を来年の将軍の誕生日に間に合うよう出版するために、6月10日に連邦大臣を含むミャンマー歴史委員会のメンバー26名が参加して、ミャンマー歴史委員会月例会議で決定したものだと同氏が加えて述べた。
 「以前はアウンサン将軍を優先して重んじることがなかったので、刊行することを恐れ躊躇もした。そのため、編纂し終え、置かれたままのものが、外の市場に出回ってしまった。この度の出版に際しても、その後得られたものを、刊行する前に再度補充する必要があろう。」と同氏が述べた。
 アウンサン将軍の伝記に関して、ミャンマー国内で個別には研究がなされており、市場において出版はされてきたこと、今回出す本は、専門家の手によって、何年もの時間をかけて著わされたものなので充実した内容になると考えると経済学者キンマウンニョ―(経済学)が述べた。
 アウンサン将軍の伝記は1977年から1984年までの期間を費やして既に書かかれていたこと、将軍の伝記を含む他の歴史に関する出来事について、語ることのできる著名人へのインタビューテープが、約1000本以上あるとことが、ミャンマー歴史委員会への取材で分かった。


同じジャンルの記事を見る


翻訳者:仲野由貴子
記事ID:3580