タッピンニュ寺院を中国人専門家らが修復へ(2017年12月25日 11)

2017年12月25日付 The Voice 紙
ネーピードー 12月24日

 2016年にバガン地方を直撃した地震により損傷したタッピンニュ寺院を、中国の専門家らが修復する予定だと宗教・文化省大臣トゥーラ・ウー・アウンコーが述べた。
 バガン地方にある寺院や仏塔の中で最も高いと言われているタッピンニュ寺院の震災による損傷の有無を、ユネスコ、日本、中国、タイ、ミャンマーの専門家らがCTスキャン、レントゲン撮影及びドローン撮影等を行った後、音波を出す機械で調査したところエコーが返ってこなかったために、深刻に損傷していると専門家らが結論付けたこと、損傷個所の修復のためにユネスコのアドバイスに従い中国に協力を要請したところ、中国が修復に同意したこと、タッピンニュ寺院の修復工事には7年かかるとユネスコと中国の専門家が予測していることなどを同氏が述べた。
 2016年地震によって破壊された寺院・仏塔の修復のための寄進額が十分なため、寄付を募ることはないこと、寺院・仏塔の修復は60%が終了していることを、宗教・文化省の担当者らが重ねて述べた。
「中国では、ユネスコによる保全事業の経験が豊富にある。彼らの技術は高度である。カンボジアのアンコールワットも中国の専門家らが保全した」と、地元の考古学者ウー・アウンチャインが述べた。
 タッピンニュ寺院は西暦1144年にアラウンシードゥー王により、釈迦が成道した地にある釈迦が修行していたポウッバーヨウン寺院の形式を真似て建立され、高さ200フィートあるとミャンマー王統史に書かれている。


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翻訳者:星野純
記事ID:4104