警察発表に基づく5月22日暴動に関する4つの事実

2019年05月24日付 Kompas 紙
去る5月22日、総選挙監視庁建物前で暴動が発生した際警官隊は催涙ガスを発射した。
去る5月22日、総選挙監視庁建物前で暴動が発生した際警官隊は催涙ガスを発射した。
ジャカルタ、kompas.com配信

選挙管理委員会が2019年大統領総選挙の得票数及びその集計を確定したのち、ジャカルタのいくつかの場所で暴動が発生した。

去る5月21日から22にかけて、ジャカルタ中心部のスリピ、プタンブラン、タナ・アバン地区ので、大統領選挙の結果に対する抗議デモに続いて暴動がおこった。

そのような出来事ののち、6人が亡くなったという情報が出回った。

共和国警察のティト・カルナフィアン長官も情報を受け取ったと述べた。警察は目下6人の死の原因を調査しているとティト長官は述べた。

同長官は市民に対し、上記の6名の命を奪ったのは警察であると決めつけないよう呼びかけた。

5月22日の暴動の犠牲者に関する警察発表についての最新の事実を紹介する。


1.死者7名

インドネシア共和国警察広報部長であるムハンマド・イクバル警視正は、去る大統領選挙の結果に対する抗議活動の際の暴動により、亡くなった犠牲者の方が7名に上ると述べた。

亡くなった7名は暴徒の一部であったとイクバル警視正は述べた。

「国民が知るべきは、被害者は全て暴動の一部と言うことだ。露天商や礼拝に訪れた人ではない」イクバル警視正は23日、ジャカルタの政治・法務・治安調整省で語った。




2.犠牲者1名には実弾が命中

共和国警察によると5月22日の暴動で亡くなった1人の犠牲者に実弾が命中していたことが判明した。

5月23日、南ジャカルタのインドネシア共和国警察司令本部にて、警察司令本部社会情報局デディ・プラセトヨ准将は、犠牲者の一人に実弾が命中していたことが判明したと述べた。

3. 検死解剖の結果を待つ

現在もなお、インドネシア共和国警察の医学保健センターチームによって他の犠牲者の死因解明のため検死解剖が行われている。

共和国警察司令本部社会情報広報部長デディ・プラセトヨ准将は、遺体の一部はインドネシア共和国警察付属のバヤンカラ病院と別の病院にあると述べた。

現在医学保険センターは死因解明のため検死解剖に最大限の力を注いでいると、デディ准将は述べた。

4.警官21人が負傷

5月22日にインドネシア全土で起きたデモの鎮圧時、民衆だけでなくインドネシア共和国警察の警官1名が負傷した。
共和国警察社会情報局広報部長であるデディ・プラセトヨ准将は、西部カリマンタンのポンティアナックにおいて、任務遂行中に5人が負傷したとの詳細を述べた。そのうちの1名は、町区軍管区の一員であった。
負傷の原因は投石や自作の武器によるものである疑いがある。
ポンティアナックの警察署での火災事件の際の任務中にも警官らが負傷した。
一方で、東ジャワテンバラン警察署の火災事件発生時にも警官2名が負傷した。
また、ジャカルタでは、民衆による投石被害を受けたため、他14名が負傷した。


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翻訳者:河西恵理子
記事ID:4869