「ゴジェック」が語る、「オンライン」バイクタクシーを用いたメダンの自爆テロ実行犯

2019年11月13日付 Kompas 紙
メダンの地区警察本部で自爆テロ発生後、警戒に当たる警官
メダンの地区警察本部で自爆テロ発生後、警戒に当たる警官
インドネシアでは再び自爆テロが発生し、北スマトラ州のメダン地区警察本部が標的となった。

警察からの情報によると、事件は去る11月13日、西部インドネシア時間8時45分頃に発生した。オンラインによるバイクタクシーサービス「語ジェック」のユニフォームを着た二人連れによる犯行であった。
コーポレートコミュニケーションゴジェックの副社長、クリスティ・ネルワンは、自社は犠牲者を主張したメダンの地区警察本部で起こったテロ行為を非難すると語った。

「テロ行為を非難する。犯人の属性についてコメントすることは差し控えるが、当局と連絡を取り合い調整する」とクリスティ氏は去る13日に公式声明を出した。

クリスティ氏はまた、ゴジェックがいかなるアナキズム的行為にも強く反対し、公安を維持する当局の努力を全面的に支援すると強調した。

ゴジェックはアナキズム的なあらゆる行為を断固非難するとともに、社会の治安を守る責任のある当局の取り組みを全面的に支持する、と同氏は語った。

また2人の実行犯による警察本部を爆発場所の標的として発生したテロ事件に対して、ゴジェックは追悼の意を示している。

「我々は今朝メダンの地区警察本部で起きたテロ行為を非難するとともに、テロ行為による犠牲者に対して哀悼の意を示す」と同氏は語った。

ゴジェックの運転手の一人として働くビリー氏は、運転手である自身の見解として、実行犯が本当にゴジェックの運転手であるかの事実確認が重要であると述べた。

ゴジェックの制服を着用しているものの、実際には運転手ではない人物が多く見受けられることを理由に挙げている。

「この頃はゴジェックの運転手でなくても誰彼制服を手に入れられ、着られるのだからなおのことだ」とビリー氏は語る。

13日の午前8時45分(西部インネシア時間)頃、北スマトラ州メダン市サイードメダン通りのメダン警察本部にて爆弾によるものだと疑われる爆発事件が発生したとの報告があった。

国家警察によると、爆発はメダン警察本部食堂の近くで発生した。13日に爆発が確認された際、「(爆発があったのは)事実である」と警察広報部広報局長デディ・プラセティオ准将は述べた


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翻訳者:木村エミ
記事ID:5005