ハティン省の公安は、初動捜査の結果を根拠に、他人の外国逃亡を組織、仲介した罪の疑いがあると確認した後、告訴することを決定した。

　10月31日、ハティン省公安の捜査治安機関は、「他人の外国逃亡又は違法な外国滞在を組織、仲介する」行為に関する刑事事件として告訴することについての捜査治安機関第６号決定を出したと伝えた。
　ハティン省公安の捜査治安機関トップのグエン・ティエン・ナム大佐によると、ハティン省で起きた「他人の外国逃亡又は違法な外国滞在を組織、仲介する」行為に関する刑事事件を告訴すると決定したという。初期捜査の結果や収集した資料や証拠品を根拠として、刑法第349条の規定に従い「他人を外国に密入国もしくは不法滞在させるために斡旋、組織する行為」に関する罪の疑いを確認した後、行うものだ。
　それより以前の10月23日に、イギリス警察は首都ロンドンの北東のエセックス州で、トラックのコンテナから、39人の移民の遺体を発見した。事件についての情報を受け取ってすぐに、何人かのハティン省の各地方の家族が、その地方の行政府へ、自分の子どもがイギリスへ出発してから連絡が途絶えたという申告があった。
　現在、関係機関は、身内の人間が行方不明になったと申告した各家族からDNAサンプルを取った。イギリスへ送り、犠牲者の身元の確認に役立てるためである。


【参考記事：違法な入国の惨禍に歯止めをかける：まずは、“人生を変えたい”という認識から】
https://www.vietnamplus.vn/ngan-tham-hoa-nhap-cu-trai-phep-bat-dau-tu-nhan-thuc-doi-doi/604689.vnp