6月1日まで旅客機、同15日まで旅客列車運行禁止 4月24日より

2020年04月24日付 Kompas 紙
アディタ・イラワティ大統領補佐官
アディタ・イラワティ大統領補佐官
kompas.com配信

来る4月24日より政令により発効するムディック(注)の禁止措置に伴い、あらゆる旅客交通手段が当面の間運休する事態となる。

運輸省のアディタ・イラワティ報道官は、陸上、海上、航空ならびに鉄道の旅客輸送が一定期間停止すると述べた。

陸運は5月31日、海運は6月8日、鉄道は同15日まで運行が禁止される。

「また、航空旅客運輸は6月1日までとする。これはインドネシアにおける新型コロナウイルスの感染拡大に合わせて延長される可能性がある」と、去る4月23日、ジャカルタの国家防災庁本部にてアディタ報道官は語った。

このため、この帰省禁止措置を確実に実行すべく、運輸省はインドネシア国家警察、空港当局、港湾当局、鉄道事業者と引き続き協力体制を取っている。

アディタ報道官は、来る4月24日の西部インドネシア時間午前0時より、あらゆる交通機関を用いた帰省禁止措置が発効すると発表した。

「運輸省他関与省庁と、このたびの施策の導入にあたり技術面でも従来通り調整を続けていく」と同報道官は述べた。

アディタ報道官は関係省庁の他にもインドネシア国家警察、地方政府、空港当局、港湾当局、鉄道事業者も含め、この政例が2020年4月24日インドネシア西部時間午前0時から施行されることへの認知・理解を続けて訴えた。

(注)・・・イスラム社会にて用いられるヒジュラ暦に基づく、ラマダン(断食月)明けの大祭(ルバラン)頃行われる帰省。イスラム教徒の多いインドネシアでは2000万人がムディックを行うとも言われ、極めて大きな人の流れとなる。2020年のラマダンは4月24日より約1ヶ月(インドネシア宗教省発表)。


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翻訳者:奥野 叡
記事ID:5157