副大統領:インドネシアは新型コロナウイルスのために優先政策の焦点を転換

2020年05月11日付 Kompas 紙
去る3月23日、ジャカルタのインドネシア国家防災庁舎で新型コロナウイルス対策について記者への説明を終えたマアルフ・アミン副大統領。
去る3月23日、ジャカルタのインドネシア国家防災庁舎で新型コロナウイルス対策について記者への説明を終えたマアルフ・アミン副大統領。
副大統領:インドネシアは新型コロナウイルスのために優先政策の焦点を変更



ジャカルタ、kompas.com配信
マアルフ・アミン副大統領は、インドネシア政府は定められた優先計画から、政策の焦点を変えると述べた。

その焦点の変更はインドネシアが今現在、新型コロナウイルスのパンデミックに直面していることが起因している。

「この感染拡大に直面する中で、インドネシアはさしあたって優先政策の転換を行う。まずは優先順位を変え、様々なセクターが新型コロナウイルスを克服できるようにする」マアルフ・アミン副大統領は2020年の世界インドネシア人留学生会(PPI Dunia)のオンラインのラマダンプサントレン(ラマダン期のイスラーム教育)番組の中で、去る5月11日の放送から引用した電話会議を通してそう述べた。


現在、政府は人材開発 (SDM)、インフラ建設、規制緩和、官僚改革、経済変革を網羅する5つの優先的な政策に取り組んでいる。

しかし、新型コロナウイルスの影響で、政府はそのような政策の優先政策への焦点を転換することを選んだ。

政策実施の中で、政府は新型コロナウイルスの終息にむけて主要な3つの事柄に焦点を絞っていると同副大統領は述べた。

その3つの焦点とは大規模かつ積極的な検査、集中的な看病・治療及び大規模な社会的制限(PSBB)を行うことである。
「この試みは社会で発生する危険防止のために行われる。自分自身や他人を険にさらすことのないよ副大統領は語った。
マアルフ副大統領はインドネシア社会全体の福利、特にインドネシアでのコロナウイルス拡大の連鎖を断ち切ることを第一にその試みを実行すると述べた。

去る5月10日、インドネシアでの新型コロナウイルス陽性患者数が14,032人に達した。

陽性患者のうち2,698人は完治し、973人が亡くなった。


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翻訳者:松村涼音
記事ID:5210