ハルモ二地区でデモ騒乱、群衆は警察と衝突し散り散りに

2020年10月08日付 Kompas 紙
去る10月8日、首都ジャカルタ中心部ハルモ二地域での学生と警察の衝突の様子
去る10月8日、首都ジャカルタ中心部ハルモ二地域での学生と警察の衝突の様子

ジャカルタ、KOMPAS.com 配信
去る10月8日に首都ジャカルタ中心部ハルモ二地区の交差点でデモの群衆と当局の衝突が勃発した。

大統領官邸地域へ近づくことを許されなかった学生労働者同盟と名乗るデモの群衆は警官隊と衝突した。

警察は群衆を散らすために催涙ガスを放った。それによって群衆はほうぼう逃げまどった。
当初、デモ参加者の代表者は中央ジャカルタ市警察署長を相手に交渉した。

デモ隊は大統領官邸の前で抗議活動を展開することの許可を求めたが、その要求は拒否された。

交渉が行き詰まると、突然学生らが集まる方向から瓶が投げ込まれるようになり警備隊に当たった。

約1時間半後、警備隊は警棒をふるってデモ隊を退けた。
群衆はついにスーリャプラノト通り、ガジャマダ通りそしてジュアンダ通りの3つの通りに分散化した。

kompas.com取材班は目下、デモの群衆が依然と現場に集結している現場にある。一方、警察はデモ隊が大統領官邸に到着できないようバリケードを作っている途中である。

現在も依然と涙ガスの発砲音が響いている。

雇用創出法案に対する反対デモの波は、いくつかの場所で起きている。

ジャカルタ周辺の様々な地域の労働者は、デモのために大統領官邸と国会議事堂への結集を試みた。

労働者のほか、学生らも合流する予定だ。

警察はデモ活動のために群衆が押し寄せるのを食い止めるため、ジャカルタ州境の数ヶ所を警備している。

去る10月5日、ジャカルタ・スナヤンにある国会議事堂での全体会議のなかで、雇用創出法案は国会と政府によって可決された。

国民代表議会内の立法議会のスプラトマン・アンディ・アグタス議長は、本会議での説明で、雇用創出法案は2020年4月20日から10月3日にかけて64回の会議で審議されたと述べた。

雇用創出法案は15章と174条の項目で構成されている。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:原 萌恵
記事ID:5477