NLDとカチン民族の政党の面会において和平と真の連邦制確立を主に議論

2021年01月02日付 The Voice 紙

ヤンゴン 1月2日

少数民族政党と面会するNLD代表団とカチン州において選挙で勝利した政党の代表らとの面会では、和平と真の連邦制確立に関する問題を主に議論したことが、カチン州の複数政党からの情報でわかった。

同会議に出席したリス族発展党(ドゥーレー党)の議長ウー・シュエーミンは「議論した主な点は、国の将来、つまり真の連邦制の建設についてだ。合同で参加してほしいという招待状である意向声明に関して説明した。返信で述べたのは、1つ目の点については、歓迎して支持するということ。2つ目の点については、連邦国家建設において、全ての民族が平等に権利を得るように、というこの2点のみで返事をした。これらの点に関して説明し議論をした。そしてもう一つ、和平と国民の友好に関して議論する際に、主に2つの段階を踏んで尽力してくれるよう提案した」と話した。

続けて同氏は、第1の段階として、現在の国家で発生している各状況について思案し、民間と軍部の関係を改善させないといけないということ、その段階をクリアした後、第2の段階として、少数民族武装組織・少数民族政党・関連組織の指導者たちと面会すれば、和平を獲得することができ、真の民主連邦制樹立をともに宣言すれば、障害はなくなるだろうということ、そして少数民族問題を議論する際に主要8民族だけを基本とするのではなく、ミャンマーにいる合法的な存在である全民族の平等を実行することができるように提案したいと述べたしたと説明している。

カチン州ミッチーナーのNLD(カチン州)事務所において、1月1日に少数民族政党との面会におけるNLD側の代表団であるドクター・アウンモーニョー、ドー・ナンキントゥエーミン、ウー・イントウンカーノーサンの3名、州知事であるドクター・ケッアウン、州議会の議長を含む6名、カチン州人民党(KSPP)議長のドクター・マナントゥージャー、新民主党(カチン)のウー・コンテインらと会談した際に、上記の通りリス族発展党の議長ウー・シュエーミンが発言した。

NLDの元からは、同会談で得た全ての情報を、ドクター・アウンモーニョーを含む代表団が記録して持ち帰り、NLDの中央執行部会議へ提出することがわかっている。

新民主党(カチン)の総書記長ウー・コンテインは「国家建設期において、みんなが和平のことばかりを話している。このように和平がもたらされねばならない理由は、この連邦で生まれた少数民族が平等な権利を持っていないからである。この平等な権利を手に入れることができるように取り組まないといけない。その平等な権利というのが何かというと、管区と州における統治権、つまり少数民族に権力を分配するということだ。そうした問題をはじめとして、教育、経済、交通、保健といったことについて議論した」と話した。


その面会に出席した人々からは、カチン州人民党も同様に、真の連邦制の樹立や自治と平等といった問題の他に、政府や議会を自分たちで運営できるように、少数民族政党にもそうした立場を与えて欲しいと話していることがわかっている。

NLDとしては新内閣発足前に、少数民族政党と面会する組織を作り、直ちにカチン州とモン州へ赴き、選挙で勝利した少数民族政党の代表らと面会する予定だということもわかっている。


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翻訳者:田中皓也
記事ID:5693