少数民族政党に役職を与えるよう、新政権に対してタアン(パラウン)党から意見提示

2021年01月15日付 The Voice 紙
ンゴン 1月14日

国民民主連盟(NLD)として、新政府においては少数民族政党の能力のある議員に役職を与える必要があると提示したことをタアン(パラウン)民族党の書記長マインオンカインが述べた。

「新政府が組織される中で、連邦レベルでも州レベルでも少数民族政党から能力のある議員らを選び、役職を与えるように議論した。議会の中でも議会の外でも勢いのある政党政治を確立するための、さらに民間と軍の良い関係を築くための議論をした。そして少数民族問題省大臣らの権限強化と平和に関する事柄、停戦、避難民の帰還、社会復帰などの業務を行えるように議論したのだ」と同氏は述べた。

NLDのドクター・アウンモーニョーが率いる代表団とタアン(パラウン)民族党の指導者らは1月13日の夕方、シャン州タウンジー市にあるNLD州事務所での会合で協議した。2020年11月8日に行われた総選挙ではタアン(パラウン)民族党はシャン州の12の選挙区で勝利していた。

「重要なことは、NLDが明らかにしていく民主的な真の連邦制の問題において、少数民族、少数民族政党がどのように力を合わせ参加していくかを考えてくれるよう議論した。さらに、NLDの少数民族政党に対して定めていた基本原則を隠すことなく示してくれるよう議論した。どのくらいまでこれらのことをしてくれるのかというのは、NLDの事業実施計画による。私たちは提示すべきことを提示した。私たちの提示したこととNLDの実施する事業計画とがどれほど合致するか、合致しないかはわからない」とマインオンカインは述べた。

NLD代表団はマインオンカインらの意見、論点を集めて、関連の中央幹部会議へ提示することがわかった。

現在勃発しているSSPP/SSA(シャン州進歩党/シャン州軍)とTNLA(タアン民族解放軍)の紛争に関して議論はしたのかという質問には「これに対しては、それぞれの武装組織の問題であり政党として口を出すことができないように、協議してまとめることもできない。両者がうまく和解のための協議をしてくれるよう私たちとしては言及したい」とマインオンカインは述べた。

NLD代表団は、選挙で勝利したあとの11月12日に「将来のミャンマーのために目指すべき連邦の大義」というタイトルで少数民族政党を招待し、選挙に勝利した政党と対談できるよう、ドクター・アウンモーニョー率いる代表団を組織し、1月1日にNLDカチン州事務所でカチン州人民党、新民主党(カチン)とリス民族発展党と対談した。

この対談計画のなかで、1月4日にモン統一党、1月12日にカヤー州民主党とも対談するはずだったが、対談の場所について合意できず対談がなくなった。


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翻訳者:府中英里奈
記事ID:5719