パープン地方銃撃において軍評議会の大佐レベルを含む200人近くが死亡とKNU

2021年05月24日付 その他 - カレンインフォメーションセンター 紙

カレン民族同盟(KNU)第5旅団地域で、3月後半から始まった双方一斉銃撃戦において大佐レベルを含む隊員200人近くが亡くなったとKNU第5旅団が述べた。

3月27日から5月初旬までに双方での戦闘中に軍評議会側は194人死亡, 220人負傷, KNU側も9人死亡、10人負傷、とKNU第5旅団の報道官ソーカレードー中佐が述べた。

中佐はKICに対し「死者の内訳は、大佐1人、中佐1人、 大尉1人、副大尉1人、中尉1人、准尉1人、それ以外は下位の兵隊だけだ」と述べている。

この一か月以上の間に、軍評議会はKNU第5旅団支配地域を空から27回攻撃し、武器を47個投下し、また双方の戦闘が計407回起こった事も同中佐が述べた。

その他、軍評議会部隊員による、地元村落や焼畑農地で大型武器の銃撃が575回あったこと、軍評議会部隊の大型武器と空からの攻撃により民間人14人が死亡、28人が負傷し、住宅20戸と学校2校を含む地元住民の多くの物が破壊されたことをKNU 第5旅団が述べている。

現在, KNU側から軍評議会の補給路を封鎖してあるので、物資不足に直面する軍評議会部隊は、地元の人たちから金銭500万チャットのほか自家用車1台、米20袋を含むその他基本的な食料品までも強制的に取り上げたことが、KNU第5旅団の月次統計により分かった。

現在、軍評議会側はカレン州国境警備隊(BGF)隊員500人以上を組み入れて加勢しており、戦闘が引き続き激しくなる可能性があり、死傷者と破壊の被害が一層増えてくることを地元の人は懸念している。

連日の銃撃と戦闘によって、パープン-カママウン道路を含め商業、通信用の交通路の多くを双方の部隊が封鎖しているので、民間人は戦闘の間動けず、食料不足に直面しているとカママウンの地元の人は述べている。

2021年5月5日 カレンインフォメーションセンター


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翻訳者:AF
記事ID:5936