シャリア・インドネシア銀行、運営3ヶ月で「フォーブス」誌の世界で最も優れた銀行にランクイン

2021年05月30日付 Kompas 紙
シャリア・インドネシア銀行株式会社のロゴ
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ジャカルタ、KOMPAS.com配信
「フォーブス」誌は2021年度の世界で最もすっぐれた銀行リストを発表した。
シャリア・インドネシア銀行株式会社(BSI)はフォーブス誌の世界で最も優れた銀行のリストにランクインした国営銀行の一つとなった。

「フォーブス」誌のホームページによると、世界で最も優れた銀行の掲載は、信頼、内容と条件、顧客に対するサービス、デジタルサービス、金融上のアドバイスという5つの異なる評価基準に基づき、28カ国を代表する4万3千人以上の顧客に対して行われた調査の結果が適用されたものである。

国営銀行協会が所有していた3つのシャリア銀行が合併した後の、3ヶ月ほどの運営が効率的になったばかりであるにも関わらず、シャリア・インドネシア銀行は先述の5つの評価基準を良く満たしていると「フォーブス」誌は評価した。

これに対し、シャリア・インドネシア銀行のへリー・グナルディ代表取締役は、「この成果は同社にとって、顧客やより広いコミュニティに対するサービスの絶え間ない向上、そしてシャリア経済の発展を奨励する動機になる」と述べた。

同社は、農村部の経済プログラム、食料安全保障、社会起業家向けの奨学金、中小零細企業への支援、国内経済回復の促進への積極的な従事など、さまざまな持続可能な融資の実行に貢献している。
「シャリア・インドネシア銀行の設立に際してジョコ・ウィドド大統領が述べた指示に従って、我々は包括的な銀行となり、国内のシャリア経済を前進させ、インドネシアを地域および世界の分野でシャリア経済の中心へとすることに引き続き尽力している」と、ヘリー代表取締役は去る5月26日に書面で述べた。

「『Forbes』誌によるこの評価は、私たちがそれを実現するために努力し続ける動機となる」と、ヘリー代表取締役は付け加えた。シャリア・インドネシア銀行は2021年第1四半期に7,420億Rpの純利益を記録し、2020年の同時期の6,570億Rpに比べて12.85%上昇したことが分かっている。

先述のパフォーマンスの向上は、利幅の上昇と前年比約5.16%増の生産分与により後押しされた。

それだけでなく、融資の拡大や最適な低額資金の上昇もまた会社の利益に影響を与えた。その結果、会社が責任を持つ融資が前年よりも向上することを促進したのである。

2021年3月末までにシャリア・インドネシア銀行が行なった融資は159兆ルピアに上り、年単位で14.47%の増加となった。

その成長は、シャリア・インドネシア銀行の流通させる金融の質の保持につながっている。2021年の第一四半期には、シャリア・インドネシア銀行の総不良債権比率が3.09%前後で、1年前の3.25%よりも減った。

注意の原則を高めるために、シャリア・インドネシア銀行は2021年の3月までに137.48%の債務返済費用を用意した。

債務の面では、205.5兆ルピアの第三者資金(DPK)の運用をした。その合計は、年間で14.3%に上った。


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翻訳者:村瀬明日香
記事ID:5945