JOKOWI全国ネットワーク事務局「多数のジョコ大統領ボランティアがプラノウォ知事を支持するも、我々は指示を待つ」

2021年06月15日付 Kompas 紙
JOKOWI事務局のデディ・マワルディ事務局長
JOKOWI事務局のデディ・マワルディ事務局長

ジャカルタ、KOMPAS.com配信
「インドネシア国民の組織・共同体の全国ネットワーク事務局(JOKOWI事務局)」のデディ・マワルディ事務局長は、2024年の大統領選挙へ向けて多くのボランティアが中部ジャワ州のガンジャル・プラノウォ知事を支持する姿勢を表明していることを明らかにした。

そのような状況ではあるものの、その支持はJOKOWI事務局の公式見解を代表するものではない。デディ事務局長は、同事務局が2024年の大統領選における一候補者を支持するために、依然として同大統領からの公式の指示を待っているということを確認した。

「実際、明白にプラノウォ氏の支持を表明するボランティアも多くいたし、ボランティア衣装を同知事のものに変えただけのものもあった。しかしいずれにしても事務局はジョコウィ(大統領)の支持を待つばかりだ」と同事務局長はコンパス誌に向けて話した。

同事務総長は、すでに多くの要人や政治家が同事務局にコンタクトを取っていると述べた。このことは、去る6月13日のオンライン事務局会議の際にジョコ大統領からも伝えられた。

しかしながら、事務局は2024年の大統領選で候補者のうち誰を支持するかについてはジョコ大統領の指示に従うことになると同事務局長は同様のことを述べた。

「事務局としてはまだ誰も支持せずに、ジョコ大統領の指示を待っている状態である。昨日、全国指導者会議のスピーチの中で大統領は事務局に対し、根気よく命令を待ち、政治的情勢について研究するように指示を出した」とテディ事務局長は述べた。

「事務局としても2024年の大統領選候補者についてのすべての団体による調査を研究し、来たる大統領選における態度決定の指針として用いるつもりだ」と同事務局長は述べた。

これに先立ち、ジョコ大統領は「2024年の大統領選のために、 JOKOWI事務局に加わったボランティアの組織を動員しようとするサイドは少なくない」と語った。

しかし、同大統領はボランティアの引き抜きを行う者が誰を指すかについては詳しく述べなかった。このことは、去る6月12日に開催されたJOKOWI事務局全国指導者会議にて伝えられた。

「現在さえ、A氏を支持するよう引っ張られたり、B氏を支持するよう声を掛けられたり、またC氏により言いくるめられたり、様々な方法で勧誘されたボランティアがいるが、それより多くのボランティアがずっと指示を待っている」と同大統領は述べた。

一方で、同大統領はボランティアに対して、焦らず辛抱強く待つよう求めている。それに加え、ボランティアを招集して政治的争点と政治地図を詳細に分析するよう勧めた。

同大統領によると、様子を見る時間はまだ十分にあるという。
そして、「焦らずに、オジョクスス(ジャワ語: 急がずに)」と語った。

「然るべき時に話すつもりだ。このJOKOWIボランティア大型船がどこへ向かうのか伝えよう」と同大統領は述べた。


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翻訳者:坂東ちなつ
記事ID:5996