女性エンパワーメント・児童保護大臣、輸出産業への女性の参入を支援

2021年10月07日付 Kompas 紙
女性エンパワーメント・児童保護省のビンタン大臣
女性エンパワーメント・児童保護省のビンタン大臣

ジャカルタ、KOMPAS.com 配信
女性エンパワーメント・児童保護省のビンタン大臣は、情報や国際的な連携の拡大を通じ、輸出産業への女性の参入を促進している。

この政策は女性の経済分野への進出、さらには国家収入の増加に繋げるために重要だと同大臣は述べる。
「国際貿易は消費者、労働者、事業主、貿易関係者として活動する女性たちに影響を及ぼす。より多くの女性が経済分野に参入するほど、国家収入は増加する」と、「グローバル中小企業の課題に直面する輸出」と題されたウェビナーにて同大臣は述べた。

同大臣によると、輸出産業への女性の参加は複数の事柄に良い影響をもたらすという。
例えば、人間開発指数(HDI)、ジェンダー開発指数(GDI)、ジェンダー・エンパワーメント指数(GEM)などの向上である。

同省を介してインドネシアで開催された、第4回女性に関するASEAN閣僚会議(AMMW)に関連し、同大臣はASEANの女性たちが、より自信を持って海外に製品を販売することを期待した。
また、コロナ禍やアフターコロナにおいて、女性が国の復興や経済成長に貢献することも期待されている。

「女性は消費者や労働者として国際貿易に参加することで、様々なプラスの利益を得るだろう」と同大臣は述べた。

消費者としては、十分な量で種類豊富な商品を安定した価格で得ることができる。
一方、労働者としては、生産活動の活発化に伴う女性労働者の需要増加という恩恵が得られる。
「もし女性が輸出産業分野で働けば、概して女性たちの収入と幸福度の上昇に結び付くだろう」と同大臣は述べた。

何よりも、インドネシア女性起業家協会のデータによれば、輸出を行う中小企業のうち女性が経営する企業はわずか5〜10%と非常に限られている。
女性は消費者や労働者として国際貿易における受動的な役割だけでなく、事業主、輸出・輸入業者として主体的な役割を果たしている。

「包摂的なインターネットにより、以前は男性が独占していた産業分野の社会的・文化的障壁が打ち破られ、そこに女性が参加できるようになった」と同大臣は述べた。
「デジタル化のチャンスとインドネシア政府による輸出促進政策により、女性が率いるより多くの中小企業がモノ・サービスの輸出の担い手になると確信している」と同大臣は続けた。


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翻訳者:増木帆乃
記事ID:6118