バユの物語、「ジョコウィ」にジャケットをもらう:火砕流に家を流され

2021年12月09日付 Kompas 紙
ジョコ大統領からジャケットを受け取る火砕流被災者バユ氏
ジョコ大統領からジャケットを受け取る火砕流被災者バユ氏

Kompas.com 配信
東ジャワ州ルマジャン、チャンディプロ郡、スンブルウル村、スコサリ地区に住むバユ・プトゥラ・ラクソノ(27)は、ジョコ・ウィドド大統領(通称:ジョコウィ)からジャケットを受け取るとは思っていなかった。

去る12月7日、カーキ色のボンバージャケットは、スンブルウル地域の避難所を訪れた際に大統領から手渡された。

火砕流によって家が流され壊れてしまったので、バユとその家族はスンブル・ウル地区に避難しているところだった。

その地域では、ジョコ大統領が避難民のために支援物資を配給していた。

支援物資の配布後、ジョコ大統領が避難民と話す機会が設けた。その際に、バユは大統領に指さされ、呼ばれた。

「大統領は私の姿が自身に似ていると言った。そして突然大統領はジャケットを脱ぎ私に差し出した」とバユは言った。

大統領からジャケットを受け取った後、バユの顔からは幸せな表情が見られた。彼は大統領からジャケットを受け取るであろうことなど思ってもいなかった。

「私はそれをすぐにしまった。時々使うようにしているが。いつの間にか汗の匂いが付くのが不安なので。なぜなら、避難所の天候は日差しが充分に熱いから」と彼は笑いながら言った。

ジョコ大統領は国民に寄り添い、質素で気遣いができる方であると彼は述べた。
「ジョコ大統領はすぐに避難所に来てくれた。人々をとても気にかけている」と話を結んだ。

ジョコ大統領は避難所を視察するだけでなく、ルマジャンとマランを結ぶグラダックペラック橋の位置も確認した。

その折に、ジョコ大統領は早急に取り掛かるべき多くの事を要求した。 例えば、避難のための人員の動員、インフラの改善、難民への対応、および移転計画などだ。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:中村奈情
記事ID:6200