警察官の妻は軍事訓練に必ず参加するよう指示

2021年12月07日付 その他 - ミッズィマ 紙

 自分たちの警察署を自分たちで防衛することができるようにと、警察官の妻に軍事訓練に必ず参加するよう指示されたとネーピードーで任務に就く一人の警察官が話した。
 その軍事訓練には区警察本部長の妻が先導して参加しなければならず、警察署長の妻を含む巡査レベルまでの妻全員が出席しなければならない。
 「宿舎にいない人、両親や親戚のところに戻って暮らす人にも電話番号を要求し、強制的に戻ってこさせている。全員が参加しなければならないという意味である」と前述の警察官は話す。
 軍事訓練の期間は、7日(1週間)から10日参加しなくてはならないとも話した。
 ミャンマーの一部地域にある監視所と警察署に一部のPDF(国民防衛部隊)が一瞬の隙をついて攻撃をしてくる事態がやや頻繁に起きるようになった後、現在のように警察官の家族らに軍事訓練を受けさせるよう指示した可能性があると北ダゴン区の元警察高官が述べた。 
 「現在ザガイン、チン、マグウェのような場所にも勢力を配置していなければならないので、後方部隊も警察署も治安維持要員がいないという意味だ」と元高官は話す。
 以前にも国軍大隊所属隊員の妻、家族らに軍事訓練を行った計画があった。部隊編成を満たしていないため大隊のかなり多くが長年前線から戻らずにいると元高官が続けて話した。
 ミャンマー警察は現在合計で83086人いて、幹部が14951人、その他の位が68192人おり、警察官と国民の比率は国民650人に対し警察官1人であると2019年の統計によってわかった。
 ミャンマー警察の組織編成は、6つの部局、特別部隊16部隊、管区と州の警察本部15か所、国境警備隊、治安維持部隊と訓練学校が含まれるとわかった。

ミッズィマ / ネットワークメディアグループ
2021年12月7日


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翻訳者:K.Y.
記事ID:6202