ラカイン州のロヒンギャIDPキャンプを軍評議会が廃止準備
2022年03月11日付 その他 - ミャンマープレスフォトエージェンシー 紙
シットゥエ郡ダーパインIPDキャンプのロヒンギャ避難民/MPA
ラカイン州にあるロヒンギャIDP(国内避難民)キャンプを暴力的軍評議会が完全に撤廃するよう準備していると地元民が述べた。
これについて、軍評議会が3月2日にICJ(国際司法裁判所)の審理から戻った後の3月5日に、ラカイン州評議会大臣アウンチョーミン博士はチャウピュー市にあるチャウタロンIDPキャンプに自らが率いて出向いた。
「この場所にはまったく来たくなかった。政府が強制的に計画をしているのだ」とチャウタロンIDPキャンプに住むウー・マウンチョーが述べた。
ラカインにあるロヒンギャIDPキャンプの完全撤廃、再定住計画を軍評議会が具体化しようとしている。
軍評議会は現在チャウタロンIDPキャンプと1マイル以上離れた塩田のある場所で土地を均して一部建物を建て始めているとIDP居住者が述べた。
その場所における再定住は該当する人たちが同意せず受け入れず、もともと暮らしていた場所であるチャウピュー市内の地区で暮らしたいと述べている。
「今、彼らが提供した場所と私たちが生活のためにしている仕事とは全然関連がないので、私たちの今後のためには困難に多く遭遇しなければならないだろう」とロヒンギャ避難民が述べた。
このチャウタロンIPDキャンプは2012年ラカイン暴動のためにロヒンギャ避難民1000人以上が避難していたキャンプである。
ラカインでは2012年の暴動により、チャウピュー、シットゥエ、マウンドー、ミエボン、チャウトーなどの郡に、ロヒンギャ避難民数十万人を含めカマン、ラカイン避難民もいる。
「もともと暮らしていた場所でもう一度暮らしたい。平等な権利が欲しい。自由に行き来がしたい」とチャウピュー市から逃げてきたシットゥエダーパインIDPキャンプに暮らすロヒンギャが述べた。
ラカイン州内では2012年の暴動により192人が死亡、265人が負傷し、8600軒以上の住宅が破壊された。
その中で、10万人以上の人が住居を捨てて逃げなければならなかったのと同様、2017年にマウンドー県内での軍の掃討作戦のため、ロヒンギャ70万人ほどが向かい側の国に逃げなければならなかった。
この出来事のため、ミャンマーは国際司法裁判所に訴えられており、2月最終週に暴力的軍評議会が出向いて説明を行った。
2022年3月11日 MPA/003
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翻訳者:ビルマ語メディア翻訳班(SA)
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