新型コロナウイルス感染症対策本部「新型コロナ陽性者数、直近3週間で31%増加」

2022年06月09日付 Kompas 紙
新型コロナウイルス感染症対策本部のウィク報道官
新型コロナウイルス感染症対策本部のウィク報道官
ジャカルタ、Kompas.com配信-
新型コロナウイルス感染症対策本部のウィク報道官は、この3週間で新型コロナウイルスの陽性者数が31%増加したと述べた。

「週間感染者数のグラフを見ると、5月22日から571名増え、31%上昇した。週間感染者数は5月22日の1,814名から2,385名まで増加した」と今月8日、国家防災庁のYouTubeチャンネル上での会見で述べた。
同氏はまた、新型コロナウイルスの重症者数がこの4日間で10%増加したと述べた。
「これは、オミクロン波から約3か月間連続で新規感染者の抑制に成功していたことを考慮すると、警戒することが重要である」と語った。

ウィク氏によると、増加する新型コロナウイルスの陽性・重症者数に対して、病床使用率と死亡者数は低いままであるという。
しかしながら、この1週間に5つの州で新型コロナウイルス重症者数が増加したと同氏は語る。
5つの州というのは、ジャカルタ首都特別州(30%)、バンテン州(38%)、西ジャワ州(18%)、ジョグジャカルタ特別州(45%)、東ジャワ州(37%)である。
「重症者数は増えているけれども、死亡率は低下する傾向にあり、病床使用率(BOR)の割合は3%未満にとどまっている」と述べた。
さらに、同氏は上述の5つの州のすべての州知事に、新型コロナウイルス陽性者の増加と、さらなる急増に注意するよう求めた。

その他に、同氏は感染防止のために、マスク着用の徹底と積極的な手洗いを奨励した。
「インドネシア全土に対して、集団免疫をより一層高めるために、まだ3回目のワクチン接種を済ませていない者は速やかに、ワクチンを接種するように求める」と同氏は語った。


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翻訳者:安藤遼紀
記事ID:6380