ジョコ大統領、「インドワク」を発表:ひそかに、音もなく、知らぬ間に完成

2022年10月13日付 Kompas 紙
バンドンのビオ・ファルマ社で「インドワク」完成を発表するジョコ大統領
バンドンのビオ・ファルマ社で「インドワク」完成を発表するジョコ大統領
ジャカルタ、kompas.com配信
ジョコ・ウィドド大統領は、西部ジャワ州バンドンの株式会社バイオファーマが生産する「インドワク」を正式に発表した。この国内産ワクチンのリリースにより、ジョコ大統領はインドネシアがワクチンに関して自立を図りたいと望んでいる。
「神のご加護のもと、私は今朝、バンドンのビオ・ファルマ社によるワクチン『インドワク』の完成を発表する」と、大統領府のユーチューブにてジョコ大統領は述べた。

「そして本日より、今年不足すると考えられる2,000 万回超の新型コロナウィルスワクチンを独自に生産できるようになる。同社の社長によると、来年は4000万回分の生産が可能になるだけでなく、市場での需要があれば1億2000万回分のワクチン用量に達し得る」と大統領は述べた。

それから、ジョコ大統領はインドワクのリリースはワクチンをゼロから新しく製造するためのインドネシアの若い人材による懸命なはたらきの成果であると説明した。同大統領は「インドワクはこの仕事に現在までで1年半の時間を費やした。ひたすら黙々と取り組み、気づけばインドワクが出来上がっていた」と述べた。

これにより、ジョコ大統領はエリック・トヒール国営企業大臣とブディ・グナディ・サディキン保健大臣に、バイオファーマ社でのワクチン生産を引き続き奨励し、インドネシアにより大きな収益がもたらされるよう求めた。

ジョコ大統領は「ワクチンに関して私たちは完全に独立した」と強調した。

周知のように、インドワクは緊急使用許可(EUA)を受けた国内初のCovid-19ワクチンである。
インドワクの緊急使用は、2022年9月24日に承認された。
インドネシア食品医薬局の責任者であるペニー K.ルキオ氏は去る9月30日に「インドワクはすでに緊急使用の認められた初のワクチンである。これは国内で開発されたワクチンだ」と述べた。
インドワクは試行錯誤の結果、ローカルな手法で国内で開発されたのだとペニー氏は述べた。

「これは国内で開発されたワクチンだ。もちろん初期段階ではアメリカ合衆国のベイラー医科大学の研究室と協力するが、その次の段階は非臨床実験から1回目、2回目、3回目の臨床実験をインドネシア国内、即ちバイオファーマにて行う」とペニー氏は述べた。
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翻訳者:松山結花
記事ID:6502