カンバルー県での紛争から避難し病を患った人々のため、医薬品が緊急に必要

2022年11月15日付 その他 - バーマアソシエ―テッドプレス 紙

カンバルー 11月15日

ザガイン管区カンバルー県全体で、軍評議会とピューソーティー(訳註: 軍評議会の支援のもと民主派の活動家などを襲撃している武装集団。詳細は記事No. 5941を参照)が軍事行動を起こしているため避難を余儀なくされた国民は30,000人近くに膨らんでおり、病を患っている避難民のために医薬品が一番に必要になっていると地元民援護団体であるチュンフラ活動家グループが述べた。

カンバルー郡南部からの避難民だけではなく、カンバルー郡北部からの避難民の中にも病を患った人々がおり、風邪やインフルエンザ、高血圧といった病気が発生しているとのことである。

「避難民として涼季(訳註: 12月頃から2月頃までで、雨が降ることは稀で湿度が低く、朝晩は寒さを感じ最低では10度にもなる時期)を迎えるため、衣服や毛布、雨よけシートや飲食物、さらに病気になっている人がいる場合は医薬品が一番に必要になる」とチュンフラ活動家グループの責任者が述べた。

軍評議会とピューソーティーは、カンバルー郡南部のテインイン貯水池付近の複数の村落とカンバルー郡北部のコータインボ地域の複数の村落において10月から軍事行動を起こしており、現地住民は避難を余儀なくされている。

彼らは現地住民を捕まえ殺害し、また村人が住む住居に放火し、住民を捕まえるなどの行為を行なっている。

軍評議会とピューソーティーは11月3日にコータインボ地域の住民14人を捕まえ殺害したと現地住民が述べた。


キャプション-軍評議会が軍事行動を起こしたために避難を余儀なくされているカンバルーの住民たち
写真-チュンフラ活動家グループ


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翻訳者:S.T.M
記事ID:6558