アスタナアニャルでの自爆テロ、宗教大臣「宗教は暴力行為の口実ではない」と非難

2022年12月08日付 Kompas 紙
ヤクット・コリル・コーマス宗教大臣
ヤクット・コリル・コーマス宗教大臣
ジャカルタ、kompas.com配信
ヤクット・コリル・コーマス宗教大臣は、西ジャワ州バンドンのアスタナアニャル警察本部での爆弾自殺行為を強く非難した。

「我々はこのアスタナアニャル警察署での出来事に対して深い悲しみを伝える。なぜなら、すでにたくさんの犠牲、被害、それどころか恐怖までも引き起こしてしまっているからだ」と去る12月7日の夕方に、記者団に向けての説明でヤクット宗教大臣は述べた。

チチェンの自爆テロ事件の元受刑者であるアグス・スジャノ、通称アグス・ムスリムが行った行為は、明らかに多方面にわたり損害を与えたと、ヤクット宗教大臣は述べた。

この事件の結果、1名の警官が死亡し、他の9名は負傷した。1名の市民もまた爆発した爆弾の破片を受けた後に負傷した、と上述のアスタナアニャル警察署の朝礼の際に報告された。

「自爆テロが人道に反しているのは明白だ」とヤクット宗教大臣は述べた。

また、「アスタナアニャルでの爆撃によって、暴力行為は常に多くの当事者に危害を加えていることが証明された」と同氏は続けた。

ナフダトゥル・ウラマー中央指導部ヤヒヤ・スタクフ議長の弟は、自爆テロ犯アグスがバンドンの組織ジャマー・アンシャルット・ダウラ(JAD)に関与していることを発見し直ちに明らかにした警察を評価した。

また、同氏によると、この表明が大衆に悪影響を及ぼしうる情報錯綜を防ぐだろうということである。
ヤクット宗教大臣は、一部の個人や集団が自爆行為のような暴力的手段をもって自らの異なる考えを表明する行為について、懸念があることも認めた。

この自爆という方法は敬意や礼節、安寧を重視するどんな宗教の教えとも明らかに相反するものである。

「そのため、私たちは、特に宗教指導者たちに、信徒たちと最善の解決策を探す枠組みの中で飽くことなく良好なコミュニケーションを構築し続けることを奨励する
」とヤクット宗教大臣は述べる。

「宗教は人生におけるインスピレーションと解決策であるべきで、暴力をふるう口実ではない、」と付け加えた。


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翻訳者:杉山真帆
記事ID:6573