軍を支持する政党のために地区管理委員会が党員を騙して署名させ、それを収集しリストを作成している

2023年04月09日付 その他-キッティッメディア紙 紙

ヤンゴン 4月9日

テロリスト軍評議会は軍を支持する政党のため、党員獲得を目的に地区管理委員会に党員数を偽って署名させ収集させていることが分かった。

エーヤーワディ管区ニャウンドン郡の軍評議会統制下に置かれた地区管理委員会は、名を明らかにしていない政党が動員済みの党員数のリストに、村落と地区の家々を一軒ずつ訪れ署名をさせたこと、また何がなんでも署名をしなければならないと言い、どの政党のためであるのかということは話さないが、実際は軍を支持する政党のためであるということが明らかになった。

「政党名を書く欄を空白にし、村側が家々を一軒ずつ訪れ、書類に名前と、身分証と一致する署名を強引にさせている。ニャウンドン郡ニャウンゴン村では今日署名させられた。十戸長に大量の書類を渡しこの業務をさせていた。どこの政党かということは言わない。政党名を書く欄を空白にしつつ、署名が済んでから彼ら自身が政党名を埋めるという意図がある。これは地区管理委員会が行っているのだ。ニャウンドン市に期限内に送らないといけないと言って、強引に署名させているのだ」と地元住民が述べた。

テロリスト軍評議会の政党登録新法では、国全体のため活動する政党は党員十万人を提示する必要があり、軍を支持する連邦連帯開発党とそれに友好的な党が十分な数の党員を確保できるよう、軍が取り組んでいる可能性があると一部の地元住民は述べている。

「知らないままで、署名しろ、署名しないのは不可だ、と言って無理矢理署名させている。署名した人々も、自分がどの党に属しているのかさえ知らない。それらを行うことは郡と地区の管理委員会自らが関与しているので、軍がやらせたとしか考えられない」と、別の地元住民の一人が話した。

現在、テロリスト軍事評議会の選挙管理委員会に政党として登録した政党は約60あり、国民民主連盟(NLD)、シャン民族民主連盟(SNLD)を含む40の政党は再登録していない。


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翻訳者:S.T.M, G.M, A.I
記事ID:6618