紛争避難民が上ビルマ地方の気温上昇に直面

2023年04月19日付 その他 - ミッズィマ紙 紙
キンウー郡、真のニュース広報
キンウー郡、真のニュース広報
軍評議会の部隊が暴力的に放火しているザガイン管区、マグウェ管区をはじめとして避難民が発生している上ビルマではここ数日の間で日中気温が上昇してきていることに直面していると住民が語った。

ここ数日の間にザガイン管区、マンダレー管区、マグウェ管区をはじめとした地域で摂氏45度まで気温上昇する可能性があるとフリーランスの気象研究者らが予測している。

ザガイン管区、マンダレー管区、マグウェ管区では4月18日の気温が43度ほどになり、翌日には日中気温が44度または45度に達する可能性があることをフリーランスのある気象研究者が述べた。

「マンダレー管区、ザガイン管区南部や、マグウェ管区というと毎年気温が44-45度くらいになる。これより気温が高くなると、危険な状態になるため、注意したい」と同研究者は本紙に語った。

キンウー郡の西半分の村々に軍評議会が4月18日の戦線で攻勢に出て放火し、戦いの危険に加え、住民が暑さでも苦しんでいることを知ることができた。

「紛争避難民は、命からがら逃げる最中に目がくらみ倒れている。薬が不十分である。相当暑くなっている」と、ある避難民支援者が述べた。

軍評議会の気象水文局の4月19日付けの発表によれば 、マグウェ管区チャウ市で最高気温45℃、ザガイン管区ザガイン市で最高気温43℃、マンダレー管区マンダレー市で最高気温44℃、ミンジャン市で最高気温44℃、およびニャウンウー市で最高気温44℃までになった。

国民統一政府(NUG)の人道支援災害管理省もミャンマー中央部地域での日中の気温が上がってきている事と関連した水不足、副次的状況として下痢、皮膚病、トラホームなどの発生の可能性に対し警告を発表した。

国際連合人道問題調整事務所 (UNOCHA) の本日4月19日の発表によれば、2023年4月10日までのミャンマー全土の国内避難民は180万人以上であるとわかった。

その中で150万人近くが2021年2月の軍のクーデター後に生じた紛争及び治安悪化のため、避難民とならざるを得なかった人々であることをUNOCHAが発表した。

編集者:タンゾー(タンリン)


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翻訳者:A.K, K.P, K.T, K.Y
記事ID:6619