今度はドイツで、プラヴォとジョコウィ再び親密ぶりをアピール

2023年04月19日付 Kompas 紙
ハノーバー国際見本市を訪れたジョコ大統領とプラボウォ国防相
ハノーバー国際見本市を訪れたジョコ大統領とプラボウォ国防相

JAKARTA, KOMPAS.com -
ジャカルタ、kompas.com-

去る4月16日、ドイツのハノーバー・コングレスセンターで、プラヴォ・スピアント国防相がジョコ・ウィドド大統領(通称ジョコウィ)と共に姿を現した。

グリンドラ党の書面による報告によると、2023年のハノーバーメッセ国際見本市に来場していた二人は始終親密な様子を見せていた。

メディアに公表された写真では、プラヴォ氏は茶色のジャケットを、ジョコ大統領は黒色のジャケットを着用していた。

両者とも同じ色、すなわち赤のネクタイを着用していた。
彼らは互いに挨拶を交わし、見本市を見学する前に握手をした。
しかし、彼らが会話した内容は明らかにされなかった。

ジョコ大統領と会った後、プラボウォ氏は展示会の合間にドイツのインドネシア人留学生らと会見する機会を得た

グリンドラ党の党首でもあるプラボウォ氏は、学生たちが使命感を持ってこの国で学業を修め、インドネシアに戻るように呼び掛けた。

「いつか帰国する暁には、あなた方こそが我が国を建設するものであるべく知識を得てしっかりと学ぶように。あらゆる分野で働き、国の発展を加速することができる若者たちが必要だ」とプラボウォ氏は述べた。

プラボウォ氏は「国外で学ぶ機会というものはめったにないこと、十分に活用されなければならない」と明かした。

またプラボウォ氏は「他国で学ぶということに試練はつきものだ」と述べた。
そして同氏は、かつての自身の経験がどのようなものであったかを振り返った。同じような状況にあって、家族から離れるなどあらゆる試練に立ち向かわなければならなかったことだ。
「私たちは君たちを必要としている。よく勉強するように。外国で暮らすということは、ましてや家族や親せきから遠く離れている君たちにとって決して容易なことではないのを私は理解している。しかし、それは試練。私もかつてここで同じ経験をした。しかも冬だった。恐らく小遣いも限られているだろう」と述べた。

ここしばらくの間、ジョコ大統領とプラボウォ国防相はあらゆる活動やイベントの場で親密ぶりをアピールしている。

2014年と2019年の大統領選挙において対抗していた両者は、直近では富豪のハリー・タヌスディブジョの娘ヴァレンシアとバトミントン選手ケビン・サンジャヤの結婚式に立ち会った際、親し気な様子を見せていた。去る4月15日、ケビン・サンジャヤとヴァレンシアの結婚は、ジャカルタのパークハイアットホテルにておこなわれた。
結婚を承認する儀礼において、プラボウォ氏はケビンの証人として左側に、ジョコ大統領はヴァレンシアの証人として右側に座った。
結婚承認の儀礼のあと、プラボウォ氏とジョコウィ氏はそれぞれ花嫁・花婿と挨拶を交わし、夫婦の大家族とともに写真撮影をした。

そのさらに前、3月17日には、ジョコ大統領とプラボウォ氏は、南カリマンタン州のタバロン県で行われた、ムラユとバンジャルの祈りの集いの場でも親密な様子を見せた。

プラボウォ・スビアント氏は、ジョコ大統領が率いる先進インドネシア内閣に参加できたことを誇らしく思うと語った。
「ジョコ・ウィドド氏の内閣における国防大臣として私は、ジョコ・ウィドド大統領と連携するのは間違っていないと感じているということを伝えたい」とプラボウォ氏は、自身の秘書が先ごろ公開した演説ビデオでプラボウォ氏はそのように述べた。
さらに、「間違っているとなど感じないどころか、いま私は神に感謝し、ジョコ・ウィドド大統領と連携したことを誇らしく思っている」とプラボウォ氏は語った。


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翻訳者:島田藍李
記事ID:6625