軍評議会の軍隊の近くにいないように、とチン族武装勢力が注意喚起をしたのち、地元住民らは移動

2023年05月10日付 その他 - デルタニュースエージェンシー 紙
写真:市民ジャーナリスト
写真:市民ジャーナリスト
5月10日

軍評議会の軍隊の近くにいないように、とチン族武装勢力であるチンランド防衛部隊(CDF CDM SIYIN)が注意喚起をしたのち、ザガイン管区カレー郡の地元住民らは、本日5月10日の朝、市中心部のタハン地区に近いほかの場所に移動した、という事が地元住民からわかった。

「朝はというと、荷物や、オートバイなどの移動で錯綜している。各自近くの場所に移動してきたのだ。人数はというと、正確には言えない。1000人程度はいるようだ」とカレー市のとある地元住民が口にした。

軍評議会が部隊を駐屯させるカレー大学や、カインガン警察署から1マイルの範囲内の地元住民に対して、本日5月10日午前10時を最終起源として、その地から避難し立ち去るように、とCDF CDM SIYINが5月9日に発表したのち、地元住民が現在のように移動しているということがわかってきた。

CDF CDM SIYINは、クーデターを起こした軍評議会に対抗して武装し、チン州ティディム郡において軍事活動を行っている組織である。

CDF CDM SIYINは移動しない地元住民が何か不利益を被る場合、責任を持たないという緊急警告の発表文書で明らかにした。

しかし、一方で、CDF CDM SIYIN の発表に従い住民が移動した場合、その家に放火すると軍評議会が脅迫していると地元住民らが話す。

「一部の人々は、その脅迫を知る前に移動してしまった。どうすればいいのかまだ分からない。家に留守番役が一人か二人いて、残りの人たちは避難するのかわからない」と地元住民が話す。これまで、地元住民約1000人が彼らの居住地から逃げているということが地元住民から分かった。

「彼ら(軍評議会の軍)はどこへ行かせたいと思っているのだろうか。[住人がいなくなることで]彼ら[軍の兵士]にとっては自分たちの身を守ることになる。人の盾にすることができる。[そのようになった場所に]暮らすのは信用ならない。家族全員で移動する」と、家族全員で移動した人と親戚関係にある人の1人が話した。

先月には、CDF CDM SIYINの革命兵士たちがカレー大学に駐屯している軍評議会の軍に不意に入って来て攻撃し、武器を運んで行くことが更に起きている。

ここ数日、カレー市周辺で軍評議会と革命部隊の間に軍事的緊張があると、地元住民は話した。

5月9日夕方、軍評議会はカレー市南西のレーエインス村をヘリコプターで射撃したが、死傷者はいなかったと地元住民から知ることができた。


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翻訳者:Y.A., Y.S., K.F.
記事ID:6655