カレン族の青年リーダーにリーダーシップと統治に関わる研修を実施

2023年06月26日付 その他 - ピープルズスプリング 紙

カレン族の青年リーダーに、リーダーシップ、統治と管理を教えるための「コートゥーレー[訳者注:カレンの国を指す呼称。現在のカレン民族同盟の開放地区]統治と行政に関する能力開発研修」が実施された。

カレン族が自らの運命を切り開くこと、自らの土地でよい行政を自ら指揮することを可能にするという目的で実施したと、KNUカレン民族同盟の報道官、パドゥーソーカレーセーが述べた。

「いつか我々が対等な権利を得るフェデラル民主主義制度が獲得されたら、自らの地域において統治ができるようにと、我々が主体となり、マネジメントに関する能力開発研修会を事前に準備したのだ。いつの日か、良い統治を自ら指揮していけるようにするという意図によるものだ」と同報道官は語った。

KNUカレン民族同盟のコートゥーレー統治がさらに良くなるように、必要な能力の向上を目的として、KNUと統治・行政学院(School of Governance and Administration : SGPA)は合同で指導力、行政、管理に関する研修をコートゥーレー開放地域ムートロー県にて、6月5日から17日まで開催した。

その研修で、タウングーのトーウー、ニャウンレーピンのカレールィトゥ、パープンのムートローなど県内にある8つの郡の青年リーダーと部署の職員ら合計32人が参加し、統治全般と行政、経済と天然資源管理、司法に関する管理と自然環境管理など4つの主要テーマについて研修したとカレン民族同盟が発表している。

「実際の陸の状況、課題や希望等を比較検討し、議論を重ね答えを探し出そうとした」とKNUの発表の中に記されている。

その他、去る5月に開催したKNU第17回議会において決定した今後着手する21件の事業においても、統治と関係各部署の管理がより一層効果的に機能し、統治と管理を有効に実行するための事業の策定も含まれたとKNUは発表した。

コートゥーレーの統治と、行政に関する能力開発研修を継続して実施していくつもりだと、KNUカレン民族同盟のパドゥーソーカレーセーが述べた。

「カレン族が自らの運命を切り開くことを可能にするため、我々自身が自らの土地、地域を管理できなければならない、という我々が先ほど述べた目的に基づき、カレン族全体、主に青年層にマネジメントに関する能力向上のための研修を一層実施していくつもりだ」と彼は語った。


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翻訳者:M.I
記事ID:6721