「ジョコウィ」大統領、宮殿で国旗掲揚隊の落としたバッチを拾う

2023年08月16日付 Kompas 紙
去る8月15日、ジョコ・ウィドド大統領はジャカルタのムルデカ宮殿で、国旗掲揚隊の落とした任命バッチを拾おうとしゃがんだ。
去る8月15日、ジョコ・ウィドド大統領はジャカルタのムルデカ宮殿で、国旗掲揚隊の落とした任命バッチを拾おうとしゃがんだ。
ジャカルタ、kompas.com-
去る8月15日午後、インドネシア共和国独立78周年記念の国旗掲揚隊(パスキブラカ)の就任式は、異例の出来事で彩られた。

ジョコ・ウィドド大統領(通称: ジョコウィ)が、パスキブラカの落とした任命バッチを拾うためにしゃがみ込んだのだ。

この出来事はジョコ大統領が38州から75人を任命した後に起きた。

その際、大統領夫人であるイリアナ・ジョコ・ウィドドは、新たに就任したパスキブラカと握手を交わした。

本来であれば、大統領夫妻がパスキブラカのメンバー1人ずつ順番に挨拶を交わすはずだった。

しかし、ジョコ大統領は直接挨拶を交わすことは無く、ムルデカ宮殿の部屋の中央に移動し、突然何かを拾うためにしゃがんだ。

ジョコ大統領は、落ちている任命バッチを拾っているように見えた。

そのバッチは午後の就任式の際に、パスキブラカの代表の1人であるカチーナ・オゾロが身に着けていたものだった。

その後国家元首は再び立ち上がり、そのままカチーナ・オゾロに近づいた。

自身に近づく大統領を見たカチーナは敬礼した。

ジョコ大統領はそれから彼女に挨拶をし、再び身に着けることができるようピンを手渡した。

カチーナは任命バッチを受け取り、左胸につけた。

ジョコ大統領も、バッチがしっかり装着され、再び落ちることがないよう、アドバイスをしているようだった。

ピンがしっかり留まっていることを確認したのち、大統領はイリアナ夫人とともに、他のパスキブラカの隊員に対し祝福を送った。

大統領夫妻の後ろには、マルフ・アミン副大統領とウリー・マルフ・アミン副大統領夫人が続いた。

76名のパスキブラカが正式に決定

去る8月15日の夕方、ジョコ大統領はムルデカ宮殿で76名をパスキブラカに正式に任命した。

すべてのパスキブラカのメンバーは来たる8月17日、インドネシア共和国78周年記念式典において、ムルデカ宮殿で任務に就くだろう。

正式に決定された後、パスキブラカのメンバーたちは、パンチャシライデオロギー開発庁のリーダー、ユディアン・ワヒュディに指導されて誓いを述べた。

その後、ジョコ大統領はそのパスキブラカのメンバーたちに承認の声明を出した。

神の祝福を願い、本日2023年8月17日にムルデカ宮殿で任務を遂行する国旗掲揚隊(パスキブランカ)を発足する」とジョコ大統領は述べた。

「全能の神が国家の任務に恵みと安らぎを与えてくだいますように願う」と同大統領は続けた。


その後、同大統領は、中部カリマンタン州出身パスキブランカの一員である、カチーナ・オゾラ氏に就任バッジを授与した。

同氏は中央カリマンタン州の公立」パランカラヤ第2高校の学生である。

この任命式により、76名のパスキブラカが2023年8月17日に正式に国旗掲揚隊に任命された。

その後、ジョコ大統領はイリアナ夫人と、マルフ副大統領はウリー夫人と共にパスキブラカのメンバーたちを一人づつ祝福した。

挨拶と祝辞を述べながら、大統領は彼らの出身地について尋ね、激励した。

去る8月15日に任命されたパスキブラカのメンバーは、インドネシアの38州から集まった。

2名のパスキブラカが各州を代表している。男女1名づつのパスキブラカが代表を務める。


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